所報6月号
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――受講者や企業の反応はいかがですか。 昨年度実績で、受講者からは99,4%、企業からは98,4%「満足した」との回答を得ることができました。セミナーを通して、他の企業と交流することで、自分のスキルの再確認や、レベルを客観的にみる機会にもなっています。社員のレベルアップについては、各企業が抱える課題、目標、戦略によってさまざまで、企業の人材育成の要望に応えるため〒791-8044 松山市西垣生町2184愛媛支部 http://www.jeed.or.jp/location/shibu/ehime/ポリテクセンター http://www3.jeed.or.jp/ehime/poly/HP平成3年 4月 雇用促進事業団(現高齢・障害・求職者雇用支援機構) 入団以降、本部では、経理部において独立行政法人移行に係る決算関係の規程の整備や運用に関する仕組み作りを行うなど、主に決算関係業務に従事。平成28年 4月 高齢・障害・求職者雇用支援機構 愛媛支部 支部長       兼愛媛職業能力開発促進センター(ポリテクセンター愛媛) 所長 趣味はポタリング。高低差があるしまなみ海道を制覇すべく、奮闘中とのこと。仕事のモットーは、「明るく・楽しく・元気よく・ときに厳しく」。仕事をする中で、この4つの言葉を自身に言い聞かせながら、業務に励んでいる。に、能力開発体系等を示しながらオーダーメイドでのセミナーを企画し、企業が直面している課題にきめ細かく柔軟に対応するセミナーを提案しています。また、在職者訓練での各企業のニーズや訓練時における疑問点を掘り下げ、より実践的な訓練を行うことで、即戦力として再就職できる人材育成につなげるといった相乗効果も生まれています。今後も、実務に直結する訓練を、地域のニーズに合わせて提供していきます。profile中村 暢宏 氏佐賀県出身 48歳経歴(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 愛媛支部  愛媛職業能力開発促進センター(ポリテクセンター愛媛)――最近の若年層はものづくり離れが進んでいると言われていますが… 当センターが主催している、「親子ものづくり体験教室」では、若年層に対してものづくりの楽しさや大切さを伝える取り組みを行っています。今日、社会全体の環境の変化等で、親が子どもに対して「ものづくり」を教える機会が減少しているように思われます。私事ではありますが、昔は近所に竹を取りに行き、親から竹馬や竹とんぼの作り方を教わり、自分で作品を完成させる喜びを味わうことができました。その経験を通して、小刀等の使い方を学び、また、怖さも知りました。最初は上手に道具を扱えませんでしたが、何度も経験することにより少しずつ上達していく喜びを知ることは、人生においても良い経験となると思います。「親子ものづくり体験教室」は、事前にご相談いただければ出張教室も行いますので、遠慮なくご相談ください。この体験がきっかけとなり、将来ものづくりの仕事に就く若者が増えればと願っています。――最後に企業の方へメッセージをお願いします。 同じような商品が世の中に出回っている現在、自社製品を買ってもらうためには、いかに他社よりも高付加価値な商品を作るかが重要となります。その付加価値が、「技術」である場合は、技術を向上させるしかありません。当センターでは、その一助となるべく、訓練内容をさらにオーダーメイドで企業の要望に対応充実させ、支援できるよう取り組んでまいります。また、企業の教育訓練に活用いただくため、当センターの施設・設備を貸与しています。日程や研修内容については、柔軟に対応できますので、気軽にお問い合わせいただき、当センターを大いにご活用ください。「ものづくり」の喜びを子供たちに企業の付加価値を高める取り組みを支援089‐972‐0325TELす。このセミナーでは、社員の技能伝承やレベルアップをサポートし、企業の競争力向上を図るために実施しており、その内容については、地域の企業ニーズを踏まえ、毎年見直しを行っています。また、受講者や企業からのアンケートを行い、訓練コースのカルテを作成して分析を行い、より実践的なコースを作り上げています。一方、企業内での訓練・研修を希望される場合には、職業訓練開発指導員を派遣しています。この人に聞く3

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