所報7月号
10/28

業況売上資金繰り採算管内景況は悪化傾向に~全ての数値がマイナスで推移~ 当所では、地域商工業者の景況並びに経済動向等に関する情報の収集・分析を行っています。今号では、平成28年4~6月期の調査結果がまとまりましたので、ご報告します。【調査時期】四半期毎に調査(年4回実施)【調査期間】平成28年5月21日~6月1日【調査対象】当所議員、地域振興委員等185企業 今期は全DIが小幅ながら悪化しています。マイナス値での推移が続いており、今後の見通しも横ばいとなっています。 小売業で全てのDIが悪化、一方、卸売業では採算DIが大幅に改善しました。来期の見通しについては、製造業は改善が見られるものの、建設業・卸売業は悪化しています。 今期、設備投資を実施したと回答した事業所は29件(22.8%)であり、前期(35件27.8%)より減少。来期に実施を計画している事業所数は28件(22%)と減少しています。 管内景況は小幅ながら悪化しており、見通しも横ばいとなっています。経営上の課題には需要の停滞が挙げられており、景気は足踏み状態にあります。また、従業員や技術者の確保難も問題となっている中で、消費税の引き上げ延期などがどのように影響するか、今後の動向が注視されます。まとめ調査概要回答状況産業製造建設卸売 小売サービス調査対象企業数回答数27222352611851819133740127 合計全産業におけるDI値の推移産業別動向総括今期直面している経営上の問題点今期直面している経営上の問題点!!設備投資の実施状況20151050-5-10-15-20-25-30-35-40-45-50281-3284-6287-9271-32510-12261-3264-6267-92610-12274-6277-92710-12(見通し)需要の停滞材料価格上昇需要の停滞需要の停滞従業員の確保難1位順位産業2位3位製造業建設業卸売業小売業サービス業設備不足・老朽化下請業者確保難大企業との競争ニーズへの対応需要の停滞従業員確保難技術者確保難人件費増加大型店等との競争熟練者確保難松山管内景況調査会議所の動き8

元のページ 

page 10

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です