所報7月号
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会議所では、学生に地域の企業を知ってもらうことを目的に、愛媛大学との連携事業を行っています。インターンシップとは異なり、学生が地域の企業を訪問し、経営環境や事業内容をヒアリングするなど、企業の研究を行います。その内容をもとに、企業の分析を行い、戦略をまとめることを通して、企業に対する理解を深めるとともに、実践的なビジネススキルの習得も図ります。 昨年度の訪問先である(株)愛亀への提案内容がまとまったことから、愛媛大学岡本隆・崔英靖研究室のゼミ生6名によるプレゼンが行われました。当日は、(株)愛亀を訪問、企業側からは西山社長のほか、経営幹部の方々が学生の提案に耳を傾けました。学生はヒアリング内容をもとに、SWOT分析などの手法を用い、経産学連携による地元企業を「知」る事業㈱愛亀にて学生が 企業研究の成果を発表6月22日、愛媛県商工会議所女性会連合会平成28年度定時総会・会員研修会がベルフォーレ西条において開催され、松山女性会から守谷会長ら17名が参加しました。総会前に行われた「アサヒビール四国工場」の見学では、製造設備の他、ビールの原料から仕込み、パッケージに至る製造工程を視察しました。 総会は県下9女性会から116名が出席し、「平成27年度事業報告並びに収支決算報告」、「平成28年度事業計画」、「役員改選」が諮られ、原案通り承認されました。 今年度は、愛媛県女連として、「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会に加入し、遍路道を「文化」として受け継ぎ、世界遺産登録に向けた様々な活動を県下女性会が一丸となって行う予定です。企業内のマナーや接客技術を向上させるため、当会議所大ホール等で基礎編34名、応用編25名の参加をいただき「おもてなし電話応対研修」を開催しました。 【基礎編】は、全2回で、電話での名乗り方や基本マナー、アポイントメントの取り方等について、実際に電話機を使用しロールプレイングを交えながら、グループワーク形式で行いました。【応用編】は、全3回で、電話応対コンクールの競技問題である「既に取引のあるお客様から新規のお客様をご紹介いただき、連絡を取る方法」について台本を作成し、全員で内容を検証し、電話機を使用した研修を行いました。受講者からは「お客様から電話応対が変わったと言っていただけた。」という声もあり、充実した研修となりました。 【応用編】を受講者された中で特に優秀な4名の方には、(公財)日本電信電話ユーザ協会が主催する「電話応対コンクール松山地区大会」において、その成果を披露していただくこととしています。当会議所女性会 活動報告愛媛県商工会議所女性会 連合会定時総会に参加おもてなし電話応対研修基礎から応用まで 電話応対技術の向上を当営環境を把握するとともに、分析結果から新事業の提案を行いました。2チームの学生からは、新たな視点での新規事業が提案されました。内容について意見交換が行われた後、企業側からは「社会人ではできない発想の提案。前向きに検討したくなる内容で、ぜひ実現したい。可能であれば、学生の方にも参画いただきたい。」との意見が出されました。    当事業は、平成28年度より新設された愛媛大学社会共創学部の正規授業化を予定しています。【参加した学生の声】 企業を調査し、分析した内容から自分たちの考えを提案できる今回の機会は大変貴重で、良い経験となりました。グループで意見を合わせる難しさと、完成させたときの達成感を味わうことができました。学生の早い段階で地元企業を知ることは、非常にメリットがあると感じました。会議所の動き会議所の動き9

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