所報7月号
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産学連携で地域経済をパワーアップ! 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。 愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大学発のホットな情報を提供します。 ぜひ、ご一読ください!第44回第44回 産学連携による地域の課題解決を No16 愛媛大学における研究の成果等を活用して社会連携を推進し、地域の発展に貢献することを目的として設立された社会連携推進機構。同機構にて、大学が有する知的財産の管理と企業ニーズのマッチングに携わる大山氏からお話を伺いました。~ 知的財産の管理と企業マッチング ~│プロフィールを 教えてください。│活動内容に ついては・・・│今後の活動展開に ついて・・・ 小学校1年生の男子と3ヶ月になる女子を育てる二児の父であり、家族サービスが趣味という大山氏。松山城を中心としたコンパクトシティが家族共々大変生活しやすく、松山が大好きだとか。座右の銘は「伊達と酔狂」。38歳。大山 真吾 氏愛媛大学 社会連携推進機構 コーディネーター 出身は神奈川県の平塚市です。神奈川県の大学で環境保健科学を専攻し、修士課程を修了後、四国TLOに入社しました。入社後は、香川大学大学院の社会人修士課程を2年経験しながら業務に携わった後、一度同社を離れ、沖縄科学技術大学院大学の設立に携わりました。同大学では、大学職員として、特許の申請や契約作業等の業務を経験しました。縁あって、今年4月に四国TLOに再入社し、同日、愛媛大学社会連携推進機構のコーディネーターとして常駐しています。 主に大学の先生方が持つ研究成果を特許出願して移転する業務、また、地元の中小企業を訪問し、企業の技術課題や製品開発ニーズの調査 愛媛県は、四国中央市の製紙業や今治市のタオル、造船をはじめ、多くの地域で産業の集積地があり、とてもユニークな場所です。企業が持っている課題やニーズについて、大学のシーズを活用して解決していくビジネスを展開するような起業を誘発したいと考えています。単純な企業のマッチングではなく、産業自体のニーズを解決できるような企業を創ることが目標です。企業の方にとっては、大学の先生方に直接相談することは、敷居が高いと感じるかもしれません。まずは、当機構のコーディネーターにご相談ください。企業のニーズと大学のシーズのマッチングをお手伝いさせていただきます。を行い、大学と地元企業とのマッチングを図っています。今までは、失敗しない正確さ・慎重さを求められる業務に携わってきましたが、企業訪問はスピード感が重要で、臨機応変に対応しヒアリングする必要があります。また、大学の先生方と定期的に情報交換し、常に最新のシーズを収集するよう心掛けています。足を使った産学連携を実践し、企業が持つニーズと大学が持つシーズの有効なマッチング例を増やしていきたいと思います。コラム13

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