所報7月号
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明治28年創業水口酒造(株)事業所概要代表者:水口 義継所在地:松山市道後喜多町3‐23TEL:089‐924‐6616創業以来の社訓「のれんを守るな、のれんを破れ」のもと、これからも邁進していきます。水口酒造(株)既成概念に捉われず新しい道後を目指す120創業   周年 日本最古の温泉として、年間約90万人が訪れる道後温泉。水口酒造はその本館を建立した翌年の明治28年に創業し、道後温泉とともに歩んできた。額田王が7世紀に詠んだ和歌で松山を指したとされる地名「熱田津」から名称をとり、日本酒「仁喜多津」を造る。道後には古来より多くの文人が訪れていたが、俳人の種田山頭火は道後温泉に入った後、同社に立ち寄りお酒を飲んでいたとか。 創業来、既成概念にとらわれず、製氷やビール・焼酎製造、飲食店への参入など新しいことにチャレンジしてきた。お客様からの要望の実現と道後の地域おこしを軸に、ヒット商品を生み出してきた。現在は、「道後物語」というコンセプトで商品を開発し、物語性ある取り組みを展開している。地域産品から道後観光へと広がる先には、伝統を継承しつつも新しい道後に繋がるものと信じて、経営を続ける。明治28年創業(株)嶋茶舗事業所概要代表者:嶋 直穂所在地:松山市恵原町甲846TEL:089‐948‐8400伝統を守り続け、そして革新を求めて企業を育てていきます。(株)嶋茶舗伝統と革新を紡ぎ合わせた経営120創業   周年 創業は明治28年。初代は、天秤棒にざるをつるし、そこにお茶を入れて、道後温泉界隈を売り歩いていたとか。高度経済成長期を迎えて、松山に進出する大型量販店などに商品を出荷することで業容を拡大した。 現在の代表者で5代目となる嶋直穂氏は、より良心的な味と香りの日本茶を消費者にお届けすることを最大のモットーに、時代や消費者のニーズに合わせながら、先代が構築した人脈を活用し、企業を成長させている。特に、大手では取扱いが難しい、愛媛県産や四国産の商品を多く仕入れ、安心・安全な地産商品の販売に注力している。また、最新の設備も導入し、新製品の開発や商品パッケージのリニューアルにも余念がない。 伝統は守っていくものではあるが、変化しなければ時代に取り残されていくという思いを胸に、顧客のニーズに合った商品を提供していく。当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。会員トピックス19

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