所報7月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)▲ 27.8▲ 10.7▲ 27.3▲ 22.2▲ 14.3▲ 21.0▲ 13.2▲ 25.1▲ 36.2▲ 20.4▲ 36.8▲ 10.30.0▲ 21.4▲ 10.7▲ 19.8▲ 14.0▲ 31.8▲ 34.8▲ 22.7全国の概況ブロック別概況・四国 5月の全産業合計の業況DIは、▲22.8と、前月から▲1.8ポイントの悪化。熊本地震の影響が大きく、ゴールデンウィークの観光需要の落ち込みをはじめ、小売業やサービス業、製造業など広く業況の押し下げ要因となった。金融市場の不安定な動きに対する懸念は和らぎつつあるものの、受注機会の損失や人件費上昇など人手不足の影響拡大、消費低迷の長期化、新興国経済の減速などから、中小企業のマインドは依然として鈍く、横ばい圏内の動きが続いている。 先行きについては、先行き見通しDIが▲23.8(今月比▲1.0ポイント)と悪化を見込むものの、「好転」から「不変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばい。公共工事の早期執行や設備投資の持ち直し、夏の賞与に伴う個人消費の伸びへの期待感が伺える。一方で、熊本地震の影響や円高進行によるインバウンド需要の鈍化など消費の一段の悪化、慢性的な人手不足や価格転嫁の遅れなどへの懸念が企業のマインドを鈍らせており、中小企業においては、先行きへの慎重な姿勢を崩していない。■平成28年5月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べ改善。産業別にみると、製造業、卸売業、小売業で改善、その他の2業種で悪化した。各業種から寄せられたコメントは以下のとおり。○「年度が変わり、手持ち工事のない企業が増えている。公共工事の早期発注に期待している」(一般工事業)、「現在 の売上は良いものの、取引先のM&Aや地域外企業の四 国参入があり、先が非常に読みにくい」(パン・菓子製造業)、「飲食料品の消費に伸びが見られ、売上、業況は好調である」(小売業)、「大型連休中は、例年より客数が少なかった。連休明けも客数は伸びず、売上は減少した。また、食材の仕入価格が上昇し、採算も悪い」(レストラン業)○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ悪化の見込み。産業別にみると、製造業、小売業でほぼ横ばい、建設業で改善、その他の2業種で悪化する見込み。業況DIは、横ばい圏内の動き。熊本地震の影響もあり、慎重な見方が拡がる。コラム22

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