所報8月号
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産学連携で地域経済をパワーアップ! 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。 愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大学発のホットな情報を提供します。 ぜひ、ご一読ください!第45回第45回 産学官連携による地域の課題解決を No.17 愛媛大学における研究の成果等を活用して社会連携を推進し、地域の発展に貢献することを目的として設立された社会連携推進機構。同機構において、副機構長に就任された若林氏にお話しを伺いました。~ 社会連携推進機構 ~│プロフィールを 教えてください。│これまでの 活動内容については…。│今後の展開については…。 松山に移住し20年以上が経過した若林氏。家族4人全員、松山のことが大好きだとか。現在は奥様と2人暮らしで愛犬ソラちゃん(トイプードル)との散歩が気分転換。モットーは「一期一会の精神で、何事にもチャレンジ!」。57歳。若林 良和 氏愛媛大学 社会連携推進機構 副機構長南予水産研究センター  副センター長大学院農学研究科    教授社会共創学部 副学部長 出身は滋賀県です。京都の高校を卒業後、学習院大学法学部へ進学し、法学や社会学を学びました。在学中の南太平洋・パラオ諸島での調査をきっかけに水産分野へ興味を持ち、同大学卒業後、漁村社会学の権威がいた佛教大学大学院に進学し、フィールドワークによる水産の社会科学研究に従事しました。以降、カツオをはじめ水産振興と漁村活性化をテーマに、国内外での研究と教育、地域貢献を展開しています。平成13年に愛媛大学へ赴任し、今年7月から社会連携推進機構の地域連携推進部門長、地域人材育成支援室長を兼務する副機構長に就任しました。 地域中核機能のさらなる強化を目指し、社会連携推進機構の組織と機能が見直されました。その中心的な改革が産学連携と地域連携の相乗効果による社会連携の強化です。今年7月に地域協働型センター西条が設置され、こうした地域密着型センターの新設や機能の付加及び拡充が使命です。また、地域への高等教育機会の提供、高大連携、COC事業やCOC+事業による各種講座・プログラムの支援等で地域連携の実質化を図りたいと考えています。機微に触れたデリカシーと的確でスピード感のある判断力を持ち、地域のステークホルダーである産官民と協働し、企画・提案・実施を邁進したいと思います。 北は宮城県気仙沼市から南は沖縄県宮古島市まで13市町の連携による「日本カツオ学会」を平成23年に立ち上げ、その会長を務めています。この学会は地域間連携と産官学民連携をもとに、カツオや鰹節の価値を問い直す多様な事業を推進しています。また、平成20年の南予水産研究センターの設立以降、副センター長、そして、社会科学研究部門教授として、「ぎょしょく教育」や地域水産物のブランド化などに取り組んでいます。今年4月に新設された社会共創学部の副学部長にも就任するとともに、産業イノベーション学科に所属して水産業など地域産業革新人材の育成を推進しています。日々フレッシュな学生との学び合いに刺激を受けながら、既成概念や先入観を打破できるような人材を育てたいと考えています。コラム14

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