所報8月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)▲ 38.9▲ 13.3▲ 18.2▲ 17.2▲ 12.5▲ 22.5▲ 22.1▲ 30.4▲ 39.9▲ 12.5▲ 26.3▲ 23.3▲ 9.1▲ 20.78.0▲ 19.0▲ 24.3▲ 28.0▲ 37.4▲ 14.9全国の概況ブロック別概況・四国 6月の全産業合計の業況DIは、▲24.8と、前月から▲2.0ポイントの悪化。なお、本調査期間は英国のEU離脱の決定前であることに留意が必要。人手不足や人件費の上昇が足かせとなる中、消費低迷の長期化や円高進行による受注減に加え、株価・為替の不安定な動きが中小企業のマインドを下押ししている。堅調な観光需要や、原材料価格の下落、春から値上がりしているものの依然として低い水準にある燃料費の恩恵を指摘する声は聞かれるが、中小企業の景況感は足元で弱い動きがみられている。先行きについては、先行き見通しDIが▲24.6(今月比+0.2ポイント)とほぼ横ばいを見込む。夏の観光需要の拡大や、猛暑予測から飲料品や家電製品など夏物商品の販売増加、消費増税の再延期による消費者マインド改善を期待する声が聞かれる。他方、金融市場の不安定な推移などによる、インバウンドを含む消費の一段の悪化や設備投資の減少に対する懸念のほか、人手不足の影響拡大など、景気の不透明感が増す中、中小企業においては、先行きへの慎重な見方が続いている。■平成28年6月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べ改善。産業別にみると、製造業、卸売業で悪化、建設業、サービス業で改善、小売業でほぼ横ばいだった。各業種から寄せられたコメントは以下のとおり。○地元の市町村は公共工事を早期発注しているため、売上は改善した。ただし、地域間で発注量に大幅な格差がある」(一般工事業)「受注量が上がらず、業況に対する不安 感は払拭できないが、大手化学メーカーの新工場建設の発表を受け、期待感を持って注目したい」(一般産業用機械製造業)「競合店舗が増えて、過当競争に陥っており、一店舗当たりの売上が減少している。今後もこの傾向が続く見込み」(衣服・日用品卸売業)「業況は堅調に推移し、ホテルのリニューアル工事を行った。新しいコンセプトが顧客に受け入られるかに注目している」(旅館業)○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ悪化の見込み。産業別にみると、製造業、小売業で改善、その他の3業種で悪化する見込み。業況DIは、悪化。先行きも慎重な見方続き、ほぼ横ばいの動きコラム21

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