所報8月号
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このTop Interviewに聞く人――プロバスケットボールチームに携るきっかけは… 「地域おこしの一環でバスケットをやらないか」、既知の間柄であった、株式会社日本プロバスケットボールリーグの中野社長(当時)から打診を受けたことがきっかけになります。私は、30歳の時に東京から松山に戻ってきましたが、海も山も近く、自然あふれる松山は、スポーツに最適な都市だと感じていました。早速、多面的に実現の可能性を検討する中で、県内の高校生から、バスケットボールを続けるためには、県外の大学や企業に進むしかないという現状を聞きました。現在、仕事として教育に携わっていますが、愛媛の方が県外に出なくても、就きたい仕事の修学ができることを目的に事業を展開しています。こうした仕事に対する思いとつながり、地域振興にも役立てたいと考え、チームの設立を地元企業の方々と決意しました。プロバスケットボールのリーグが新しい制度に移行するタイミングだったこともあり、大分のプロチームを引き継ぐ形でスタートしましスポーツに最適な松山とバスケットボール――チームとバスケットボールリーグについては… 愛媛オレンジバイキングスは、他のチームと異なり、多くの地元出身選手が所属しています。愛媛県出身のプロ選手は5名いますが、その内、3名が当チームに在籍しています。チームの方針も地元の選手育成を掲げています。昨シーズンは、キャプテンを務める俊野達彦、俊野佳彦兄弟をはじめ、県内出身者が活躍しました。また、地域にプロチームがあると、学校を卒業後もバスケットボールができる環境が整うほか、幼稚園から大学まで、プロチームと連携した選手育成も可能になります。こうした取り組みを進めることで、地元選手を育成し、地域に愛さ県内選手を中心に新リーグで活躍をた。今年からは、愛媛県単独のチームとして、「愛媛オレンジバイキングス」に名称を変更し、先日、練習を始めています。柑橘王国・愛媛のオレンジと、戦いに勝利する海賊(バイキングス)をイメージした名称で、公募で集まった中から決定したものです。(株)エヒメスポーツエンターテイメント河原 成紀 氏〜バスケットボールを通じて    新たなエンターテイメントを提供〜「地域に根付き 県民になくてはならない プロチームを目指して」代表取締役代表取締役この人に聞く2

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