所報8月号
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1.製粉方法の検討2.配合方法の検討《原料粉の開発》産学連携による新商品開発産学連携による新商品開発「県産はだか麦を活用した低糖質パンの共同研究」「県産はだか麦を活用した低糖質パンの共同研究」 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、愛媛大学社会連携推進機構と連携して会員企業のニーズと大学の研究シーズのマッチングを行っています。当会議所が企業から相談を受け、商品化に向けた研究が進んでいる(有)内田パンの事例をご紹介します。 (有)内田パンは、当会議所報の産学連携コラム「きぎょう発→かいぎしょ経由→だいがく行」を見て「糖尿病患者及び予備軍の方が食べても健康状態に影響が少なく、そして、“美味しい”と感じる低糖質パンを開発したい」との相談を持ち込まれました。これを受けて、愛媛大学社会連携推進機構の呼びかけにより、実際に商品化するために必要な企業や機関が集まり、共同研究がスタートしました。 研究は、(公財)えひめ産業振興財団の「ライフサポート産業支援事業」の採択を受けて、順調に開始されました。各団体が連携して研究を進めたところ、通常のパンに比べ、血糖値の上昇を抑制することに成功しました。現在は、さらに効果を高める研究を行うとともに、商品化を進めています。 今後も当会議所では、愛媛大学社会連携推進機構と連携し、「自社の強みを生かして新たに商品を開発したい」、「大学の研究を活用して、機能性の根拠を調べたい」・・・などと考えている企業のマッチングを行います。ぜひ当会議所へご相談ください。【お問い合わせ】 松山商工会議所 地域振興部 TEL : 089-941-4111○現在の進捗状況○現在の進捗状況○共同研究が始まったきっかけは○共同研究が始まったきっかけは○産学官連携事業について○産学官連携事業についてライフサポート研究部会※(公財)えひめ産業振興財団共同研究構成メンバー・(有)内田パン ・(株)マエダ ・愛媛県産業技術研究所・愛媛大学(農学部教授、社会連携推進機構)・(公財)えひめ産業振興財団  ・松山商工会議所(株)マエダ1.実用化レベルの製パン試験2.様々なバラエティの低糖質パン  の開発(有)内田パン1.「低糖質」素材の検討2.素材別の製パン性の検討3.パンの基本配合の決定産業技術研究所愛媛大学1.ラットの絶食時経口耐糖性試験2.ラットの耐糖性の経週変化《糖負荷試験》《実用化レベルの製パン試験》《低糖質パンの製法を確立》原材料提供製法提供原材料提供結果の報告結果の報告結果の報告サンプル提供試験結果の報告実機試験の報告会議所の動き7

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