所報9月号
23/28

とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)▲ 21.1▲ 26.9▲ 10.0▲ 18.5▲ 16.0▲ 23.8▲ 17.0▲ 20.6▲ 30.8▲ 13.2▲ 20.0▲ 23.1▲ 10.0▲ 37.0▲ 4.0▲ 7.1▲ 19.1▲ 13.2▲ 34.3▲ 11.7全国の概況ブロック別概況・四国 7月の全産業合計の業況DIは、▲24.5と、前月から+0.3ポイントのほぼ横ばい。好調な観光需要や住宅建設の持ち直し、原材料価格の下落、依然として低い水準の燃料費が中小企業の業況感を下支えしている。他方、英国のEU離脱決定による株価・為替の不安定な推移や消費低迷の長期化、人手不足の影響拡大を懸念する声も多く聞かれた。 先行きについては、先行き見通しDIが▲23.2(今月比+1.3ポイント)と改善を見込むものの、「悪化」から「不変」への変化が主因。夏の観光需要の拡大、飲食料品や家電など夏物商品の販売増加、経済対策・補正予算に期待する声が聞かれる。他方、金融市場の不安定な動きに伴う消費の一段の悪化、人手不足による受注機会の損失や人件費の上昇、海外経済の減速など懸念材料も多く、中小企業においては、先行きへの慎重な見方が続く。■平成28年7月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べ悪化。産業別にみると、建設業で改善、小売業、サービス業で悪化、その他の2業種でほぼ横ばい。各業種から寄せられたコメントは以下のとおり。○「県による公共工事の発注量が減少しており、業況は悪化している。秋の補正予算による公共工事の発注量の増加に期待したい」(一般工事業)「人手不足により、受注機会を損失している。また、円高の長期化によって、取引先が海外で商品を調達するのではないかとの懸念がある」(織物外 衣製造業)、「現在の業況は好調。今後も、地元空港への香港便の就航やホテルのリニューアルが予定されており、より多くのお客様を呼び込みたい」(旅館業)、「昨年と比べて、今年は梅雨の晴れ間が多いため、衣料品製造業の売上が伸び、その恩恵を受けている」(繊維品卸売業)○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べほぼ横ばいの見込み。産業別にみると、卸売業で横ばい、小売業で改善、その他の3業種で悪化する見込み。業況DIは、ほぼ横ばい。先行きも懸念材料多く、慎重な見方が続くコラム21

元のページ 

page 23

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です