所報10月号
17/32

 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。 愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大学発のホットな情報を提供します。 ぜひ、ご一読ください!産学連携で地域経済をパワーアップ!産学連携で地域経済をパワーアップ!きぎょう発かいぎしょ経由だいがく行No.47No.47第47回 大学シーズと企業ニーズのマッチング 愛媛大学における研究の成果等を活用して社会連携を推進し、地域の発展に貢献することを目的として設立された社会連携推進機構。同機構のコーディネーターとして、大学の持つシーズと企業ニーズのマッチングに携わる山川氏からお話を伺いました。│プロフィールを 教えてください。│活動内容については…。│今後の 活動展開について…。 アウトドアスポーツが好きで高校、大学とボート部に所属していた山川氏。趣味は大学生のときに部活仲間から勧められて始めたサイクリング。石鎚山ヒルクライムも経験しているほか、県外のヒルクライムレースにも挑戦している。座右の銘は「継続は力なり」。32歳。山川 拓哉 氏愛媛大学 社会連携推進機構 コーディネーター 出身は徳島県の阿南市です。地元高校を卒業後、香川大学の工学部知能機械システム工学科に進み、新鋼材適応に関する基礎研究というテーマで部材の応力解析などを行っていました。卒業後は、徳島の大手化学会社に就職し、品質保証やクレーム対策、作業工程の問題解決などに従事しました。その後、大学の先生方の最先端のシーズを取り扱う業務内容に魅力を感じ、今年8月1日に四国TLOに転職し、愛媛大学社会連携推進機構のコーディネーターとして常駐しています。 企業が抱えている様々な問題を解決する技術革新に注力していきます。愛媛大学のシーズを地元企業に提供し、事業化することで新しいビジネスを創出し、雇用をつくり、そこに卒業生が就職して仕事に携わるといった愛媛大学ブランドモデルを構築していきたいと考えています。作業現場での不具合、工程の管理や新たな立ち上げ等でお悩みの方は特にご相談ください。前職の経験を生かして、また大学の持つシーズを活用して、問題解決に取り組みます。また、事業でお困りのことがありましたら、お気軽にお問合せください。 大学の先生方にヒアリングを行い、新しい発明品や最先端のシーズをA41枚程度にまとめ、県内外の企業へ紹介しています。シーズは時代の先を進んでおり、製品化には多額のコストがかかる場合が多いため、国や県の支援制度を紹介して、企業のニーズにあった有効なマッチングを進めていきたいと考えています。現在、地元企業と工学部の先生が機械の共同研究開発を進めており、将来は商品化して販売するためのビジネスモデルの構築を目指しています。研究開発は学生も参加しており、良い刺激になっています。産学連携を地元産業の活性化につなげていきたいと思います。コラム15

元のページ 

page 17

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です