所報10月号
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 当会議所の事業をはじめ、松山の企業や経済の情報を提供する「松山商工会議所報」が今号にて700号を迎えました。長年に亘り、当会議所報を支えていただいております会員の皆様をはじめ関係各位に、深く感謝申しあげます。 さて当会議所は、明治15年5月3日、当時、松山の政財界のリーダーとして活躍された小林信近翁を初代会頭として設立され、今年で134年目を迎えました。その歴史の中で、「所報」第1号は大正13年3月に発刊され、関東大震災の後遺症や金融恐慌などによる厳しい経済情勢下、会議所の事業報告のみならず、経済論評や商工業に関する調査・研究、統計資料などの地域に役立つ情報を、会員や関係機関に提供しておりました。その後太平洋戦争により、商工会議所が国の統制下におかれると、昭和17年に、所報の発刊は中断されます。そして終戦を迎え、新生商工会議所がスタートし、昭和28年1月1日、「所報」再生第1号が発刊されてから今号で700号を数えることとなりました。 現在、「所報」は毎月約7,000部を発刊しております。会議所事業はもとより、出来得る限り、多くの会員の経営面に有益な各種施策を紹介しているほか、当会議所や地域経済の歴史を記し、後世に伝えるという役割も果たしております。また最近では、メールマガジンによる配信や、当会議所ホームページにもバックナンバーを掲載するなど、会員はもとより広く地域の皆様からも親しまれているところであります。今後は、次なる800号、そして1000号を目指し、会員の皆様にとって、更に魅力ある「所報」づくりに努めて参ります。 現下、我が国は少子高齢化と人口減少という、大きな社会構造の変化に直面し、地方創生をいかに実現するかが最重要課題となっております。当会議所では、これまで以上に企業や地域の発展につながる事業を積極的に展開し、後世に称えられる歴史を「所報」に刻み続けたいと考えております。 最後に、皆様には、当会議所報の引き続きのご愛読とご活用をお願い申しあげまして、700号発刊にあたってのご挨拶とさせていただきます。松山商工会議所報第700号の発行にあたって松山商工会議所 会頭 森田 浩治700号記念2

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