所報1月号
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<女性の活躍推進コラム><女性の活躍推進コラム>女活が会社を変える!!女活が会社を変える!!第2回第2回■取材先株式会社パルソフトウェアサービス〒790-0951 愛媛県松山市天山3-10-31従業員…75名(社員58、契約社員17名)男女比 約7:3代表取締役 大西 雅人 氏-女性の活躍推進に 取り組もうと思ったきっかけとは・・・。 IT業界は長時間労働や休日出勤が日常化し、人材の流動が激しく、かつて当社も同じ状況でした。優秀な人材が自社で働き続け、活躍できる場にするために、働きやすい職場環境と業務改善が必要となり、女性の活躍推進に取り組みました。-主にどのような取り組みを進められましたか。 「社員を育てて失わない」ために、女性だけでなく男女ともに働きやすい環境づくりを目標とし、業務改善に取り組みました。短時間勤務や、ノー残業デーの導入、作業時間を計測できるソフトを導入し、業務内容と作業時間を「見える化」しました。そのほか、業務配分の見直しやグループウェアの活用、顧客情報の一元管理など、社内での情報共有を図り、誰でも代わりができるサポート体制を整えました。-どのような効果がありましたか。 取り組みを進めることで、ワークライフバランスを自然に意識できるようになり、育児休暇の取得率は100%を達成し、社員のモチベーションも向上しました。また、情報共有により、個人で仕事を抱え込まなくなりました。業務内容と作業時間の「見える化」は、無駄が見直され、業務の効率化にもつながっています。-現在の課題は。 勤務時間に応じた賃金体系を取っているため、在宅勤務時間を労働時間とみなす仕組みがありません。また、制度を利用した社員とそうでない社員が同じ評価のままでは不公平であり、社員の不満を生みます。今期導入した社員一人ひとりに応じた人事評価制度を、軌道に乗せることが課題となっています。<女活に取り組むためのアドバイス> 1人のエキスパートを育てるだけではなく、チームや会社全体でシェアできる仕組みが大切です。〇平成21年度 愛媛県「えひめ子育て応援企業」認証〇平成27年度 愛媛県「えひめ子育て応援ゴールド企業」 第1号認証■従業員の声(総務部)東灘 真希さん 入社当時は営業部に所属し、インストラクターとして働いていましたが、出産により育児休暇制度を3度取得しました。現在、短時間勤務制度を利用しています。女性は、ライフイベントによって、仕事・生活の考え方が変わります。私も出産で、仕事を続けられるか不安でしたが、利用できる制度や社内のサポート体制があったから「仕事を続ける」ことを選択しました。今後は、社内のロールモデル作りに関わっていきたいと思います。女性の活躍推進に取り組む会員企業を3回シリーズでお届けしています。今回は、株式会社パルソフトウェアサービス、大西雅人社長にお聞きしました。コラム26

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