所報2月号
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昭和20年創業  合資会社 葵屋   ここへ来ると元気になるんじゃあ!四国民芸品&招き猫・開運ぐっず葵屋老舗ならではの店舗ブランドとは70 道後商店街にある葵屋が創業70周年を迎えた。創業は大阪で、当時は「うれしや」という屋号で主にコスメグッズを販売していた。その後、戦災に遭い、道後で茶店を営む親族の元に引き揚げた。戦後は道後商店街入口(駅側)の貸しスペースで営業を再開。大阪の仕入ルートを活用して、いち早く商品を販売し、道後温泉街の女将さんや仲居さんたちに喜ばれたとか。その後、現在地に移転し、屋号を「葵屋」と改めた。引き続き、専門店として営業していたが、1960当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。年代の空前の観光ブームの到来により、土産品の取扱いを増やした。現在は、3代目の石丸明義氏が経営を担う。他店との差別化を図り、葵屋ブランドを確立するため、「招き猫」をキーワードに、タオル、Tシャツ、キャンディ等のオリジナル商品を展開している。包装紙もかわいい招き猫をオリジナルで作成し、好評を得ている。「道後は商売の魅力ある地域であり、商いは無限大」と語る石丸氏。今後も自由な発想で、他店にできないことに挑戦し、お客様のニーズに応える商売に取り組み続けていく。メッセージ創業   周年事業所概要代表者:石丸 明義所在地:松山市道後湯之町13-16TEL:089-921-3277昭和20年創業株式会社 アサヒこれからも高品質な商品の製造と、人材育成に努めてまいります。創業当初製造のサク油機時代の先駆けとなる老舗の経営70メッセージ創業  周年事業所概要代表者:朝日 都所在地:松山市雄郡1-9-29TEL:089-943-0044 初代・朝日髙市氏が「ものづくりがしたい」と朝日鉄工所を現在地に創業。終戦後、需要があったことから、サク油機や綿打ち機械の製造販売を開始した。その後、農機具部品や普通高速旋盤など、様々な製品を製造して販売した。 髙市氏は、「会社経営は一代30年で変化が必要」と考え、昭和50年、二代目の慎輔氏に経営をバトンタッチ。慎輔氏は、他社から熱処理技術者の派遣を受け、社内の技術向上に努めるほか、新たな熱処理部品などを製作した。また、時代の変遷に合わせ、レーザ加工機を導入して作業の合理化を図った。 現在は、三代目の都氏が代表を務める。創業時より続く教えは、「他社のしていないことを先にやる」。一番厳しいオイルショックの時代に、他社がやらないことに先見の明で取り組んできたことで、危機を脱した。現在、社員の高齢化と若者の中小企業離れが進み、技術継承が厳しくなる中、新卒採用にも取り組んでいる。 今後も、初代、二代目の思いを引継ぐとともに、時代の変遷に合わせ、何事にも先手に失敗を恐れず挑戦を続け、歩みを進める。まつやまの老舗会員トピックス19

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