所報6月号
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meiji 明治25年 手芸科卒業生明治9年創業重松食品この弾力、この歯ごたえ!これが重松のこんにゃくだ!140 「手づくりこんにゃく」を製造販売する重松食品が140周年を迎えた。明治9年、初代・丸屋新兵衛氏が「丸屋新兵衛」の屋号のもと創業。新兵衛氏がお遍路さんのお接待で提供されたこんにゃくの味に感動したことがきっかけで、商売を始めたとか。以降、重松食品に社名を変更し、創業以来変わらない場所で、国産の原材料と石手川の伏流水を使用し、松山で長く愛されているこんにゃくの製造販売を続けている。 現代表を務める5代当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。目・雄二氏は、初代から続く製法を引継ぎ、こんにゃくの味を守り続けている。近年、業界は機械製法による大量生産が進んでいるものの、手づくりにしかできない味わいを大切にすることで、こだわりのある、美味しいこんにゃくを提供することに邁進している。また、こんにゃく芋の自家栽培を行い、「オール重松産こんにゃく」の販売を開始。将来的には、全ての商品を、自家製芋で製造することを目指している。 今後も、先代たちの教えを守りながら味の探求に取り組み、真に美味しいこんにゃくを消費者に伝えることに努めていく。メッセージ創業   周年事業所概要代表者:重松 雄二所在地:松山市永木町1-31TEL:089-931-3656明治19年創業(学)松山東雲学園松山あっての東雲学園であり、これからも、松山の人と共に歩む学園を目指します。松山で活躍する女性人材を輩出130メッセージ創業  周年事業所概要代表者:小西 靖洋所在地:松山市桑原3-2-1TEL:089-931-6211 松山東雲学園は四国初の女学校として、明治19年に創立。女性に学問への道がほとんど開かれていなかった時代であり、スタート時の生徒はわずか2名だった。戦禍に遭い混乱する時代もあったが、復興への手を差し伸べてくれたのが、アメリカであった。当時の校長をはじめ、奉仕の精神を持った欧米人に支えられ、今日に至る。以後、キリスト教の精神を礎に、「新しき世の鑑となる女性」の育成を目指し、自立し真の賢さを持った女性を輩出してきた。夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場するマドンナは卒業生の遠田ステがモデルだといわれている。 現在は愛媛県で唯一の女子の学府であり、約1560名の生徒等が学ぶ。女子校の良さは、男性の目線を意識することなく自らの行動につなげることができ、自立心やリーダーシップが育ちやすい。さらに、幼稚園・中・高・短大・大学を併せ持つため、多様な人との関わり合いから人格形成がなされ、卒業生の多くが松山で活躍している。 人口減少が進む中、地域社会での活動にも力を入れている。今後も、地域と連携し、期待に応えられる教育機関を目指す。変わらない「こんにゃく」を探求まつやまの老舗会員トピックス19

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