所報9月号
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オールメーカー対応!!県内外対応可能!!自社ブランドのエレベーターリニューアル製品の設計、製作、販売及びリニューアル工事、保守、点検代表取締役 重松 義朗本社    〒790-0962 愛媛県松山市枝松6丁目5-8  TEL (089)932-877(代)EESリニューアル事業部工場   TEL(089)932-8999営業所   宇和島 TEL(0895)23-5566 /新居浜 TEL(0897)47-7300 今回のコラムは、「宮前川」です。石手川中流の岩堰橋から始まり、城北側を経て、古町駅北側より南西に向きを変え、松山市下水道中央浄化センターから三津浜港へと流れています。 雨による洪水被害の多い川だったことから、中の川と合流する浄化センター付近から、直線状への改修工事が行われました。特に、味生小学校付近では、ファブリダムというゴム堰があり、雨で増水した場合はゴム堰の空気を抜き、弁天山をくり抜いたトンネルを通じて海に放流されます。こうした取り組みにより、宮前川が氾濫することは少なくなっています。 また、宮前川の流域には、日本で初めて発見された大規模水利施設の「堰」をもつ「古照遺跡」、水辺の祭祀巨木と多量の外来系土器を出土した「宮前川遺跡」などが発見されています。 この宮前川は、明治以前、物資の運搬に使われていました。江戸時代、加藤嘉明が宮前川の河口の三津ヶ浜に船奉行所をおき、その後、魚市場が開かれ、瀬戸内海の魚介類の集散地となりました。宮前川の周辺には商店が集まり、川は、その物流を担いました。その後、三津浜には、道路ができ、鉄道も通り、宮前川の物流としての役割はなくなりましたが、街は川を中心に発展を続けました。そして、今もなお、宮前川は、自然の便りとともに、地域に潤いを与え続けています。第9回「松江橋陸橋より宮前川」松山の発展を支えた川自然の脅威と恵みを伝える松山の発展を支えた川自然の脅威と恵みを伝えるコラム24

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