所報5月号
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10会員トピックス特別編佐川社長:環境に対する取り組みは、2003年のISO14001認証取得がスタートです。ISO14001は環境マネジメントシステムの国際規格ですが、認証取得することで、企業が環境管理や法令遵守に取り組んでいることをアピールすることができます。もともと、私自身が緑豊かな自然の中(宇和島市吉田町出身)で育ったため、環境に対する意識は強かったと思います。しかし、ISO14001を認証取得する以前の環境に対する取り組みは、私の一人相撲の部分が多かったのではないでしょうか。認証取得により、社員の意識が変わり、環境への取り組みが社内の共通認識となりました。最近は、私自身が寒すぎて、暖房の温度を上げそうになるほど、全体での意識統一(意識改革)を図ることができました。そして、山崎さんというリーダーの存在が弊社の環境活動の推進を支えています。山崎リーダー:環境への取り組みは、身近なことから始めました。例えば、使わない電気は消す、機器を消費電力の小さいものに取り換える、車を燃費の良いものに買い換えるなど、誰でも取り組むことができる事柄です。こういった取り組みを1つ1つ積み重ね、毎年、エネルギーを前年比で5%〜6%削減しています。弊社は生産活動を行っているため、生産量が増えると消費電力も増えます。削減には、売上当たりでどれぐらい省エネが進んだか(原単位)を目安にしています。佐川社長:まず、皆さんにも体験していただいた「マイロード清掃活動」に取り組んでいます。(※取材にあたり、佐川印刷さんが定期的に実施している「マイロード清掃活動」を取材した学生も参加しました。)弊社の所在地である問屋町からJR松山駅に続く道路を「マイロード」に設定し定期的に清掃活動を行っています。道路には、清掃活動の実績が認められ、弊社のネーム標識が設置されています。また、子供たちが環境に興味を持ってもらえるように「環境カルタ」や「環境折り紙」を使ったわかりやすい環境教育を小学校で行っています。さらに、植林活動や、環境イベントへの出展にも取り組んでいますが、こういった環境貢献活動を弊社では「エコ活動」、略して「エコ活」と名付けています。今後も「エコ活」を幅広く展開していきたいと考えています。山崎リーダー:「マイロード清掃活動」などは、安全面の責任問題から、弊社だけで実施していますが弊社のみだと身近で小規模な環境活動になりがちなため、社内の推進委員会でも、他の企業との連携について議論が交わされています。今後は、安全面の問題をクリアし、多くの企業と連携していけるような取り組み進めてきたいと考えています。また、直接的な連携ではありませんが、先日、エミフルMASAKI会員トピックス特別編 環境経営先進企業を訪ねて 第2回佐川印刷の環境経営〜小さな取り組みから大きな流れへ〜佐川印刷の環境経営〜小さな取り組みから大きな流れへ〜 当会議所の環境事業推進計画の一環として、松山大学経済学部の学生13名が、環境を経営理念として掲げている、株式会社佐川印刷に環境への取り組みについて取材を行いました。ご対応者:?佐川印刷 ●代表取締役社長 佐川 正純 氏 ●エコ活動推進リーダー山崎 勉 氏Q 環境への取り組みを はじめるきっかけは?Q 地域に対する 環境貢献活動について 教えてくださいQ 他の企業と連携した 環境貢献活動は?TOPICS-MEMBER会員トピックス

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