所報8月号
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当所では、地域における企業の景況感や経済動向等に関するアンケート調査を実施しています。 平成23年4〜6月期の景況調査をとりまとめましたので、ご報告します。【調査概要】○調査期間 平成23年5月26日〜6月1日○調査対象 当所議員、地域振興委員等200企業○調査方法 聞き取りよる四半期毎の定点調査○回答状況【全産業におけるDI値の推移】 平成23年4〜6月期について、前期に比べ資金繰りDI以外の全てのDIが悪化していますが、動きは小幅となっています。平成23年7月〜9月期の見通しについては、採算DI以外は改善する結果となりました。●まとめ 東日本大震災後、初めての調査となりましたが、震災の影響を受け、緩やかな回復傾向にあった景気動向は足踏み状態となりました。震災後の仕入難や自粛ムードなどが経営に影響したと考えられます。しかし、来期の見通しは改善傾向となっており、サプライチェーンの復旧に伴い、震災の影響が緩和され、景気回復に向かうと判断する経営者が多い結果となりました。 また、需要の減退による景気の停滞感は依然として多くの企業が回答しており、今後の懸念材料となっています。●産業別動向 小売業では全てのDIが2期連続で改善しましたが、サービス業では全てのDIが悪化しています。製造業と建設業は、売上DIが連続して悪化していますが、採算DIはともに改善しており、建設業は3期連続で改善しています。 来期の見通しについては、サービス業、卸売業で改善傾向が見られますが、建設業、製造業は悪化傾向となっています。●今期直面している経営上の問題点 直面している経営上の問題点は全ての産業において需要の停滞を回答する事業所が最も多くなりました。0-10-20-30-40-50-60-7020年10月〜12月21年1月〜3月21年4月〜6月21年7月〜9月21年10月〜12月22年1月〜3月22年4月〜6月22年7月〜9月22年10月〜12月23年1月〜3月23年4月〜6月23年7月〜9月(見通し)業況売上採算資金繰り全産業におけるDI値の推移グラフ製造業建設業卸売業小売業サービス業1位需要の停滞官公需要の停滞需要の停滞需要の停滞需要の停滞2位原料価格の上昇民間需要の停滞販売単価低下大型店との競争ニーズへの対応順位産業産 業製 造建 設卸 売小 売サービス合 計対象数3121225571200回答数1819134351144SPECIAL FEATURE特 集6特 集

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