所報3月号
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17会員トピックスにお客さまのために』という企業理念を掲げて信販業を営む「えるく」が、創業60周年を迎えた。 同社は、現在のいよぎん三番町ビルに本社を置いていた、ショップガイド株式会社(昭和25年創業)と現住所地の松山信販株式会社(昭和26年創業)が平成9年10月に合併して誕生した。合併後は、旧松山信販ビルに本社と本社営業部を構え、西条支店と宇和島支店の3拠点体制で、クレジットカード業・信用購入あっせん業を行っている。 合併後、業績は順調に推移してきたが、平成18年の貸金業法改正、翌年の割賦販売法改正により大きな転機を迎えた。同社は徹底した事業の見直しを行い、収益構造の改善に取り組んできた。安定した収入の確保を目的としてマンション賃貸業へ進出(現在、市内中心部に3棟140室を所有)。さらに、伊予銀行との提携による、オートローン「えるく窓口専用いよぎんマイカーローン」や、小口事業性資金「ビジネスローンカード『アシスト』」の貸付を開始するなど、新分野への事業展開に取り組んできた。このように、経営環境の変化に対して、積極的かつ柔軟に対応した結果、同社は、法律が求めている厳しい財務基準を余裕をもって達成している。 これからも次の10年先を見据えた事業戦略により、お客さまのために歩みを進めていく。?えるく昭和25年創業創業60周年会員トピックスMEMBERS TOPICS『常媛の旅客・運送を支えるトラック・バスを取り扱う愛媛日野自動車が創業60周年を迎えた。開業は昭和25年、伊予鉄道初の子会社として、松山市湊町に誕生した。名称は「四国日野ヂーゼル販売?」で、愛媛・香川の両県を販売地域としていた。昭和27年には、香川県を分離し愛媛県に商圏を集中した。その後、昭和28年には旅行斡旋業を開始。こちらは、昭和45年に伊予鉄観光社として分離した。商圏や事業に集中したことで、昭和50年度のトラック登録台数は初の県内トップシェアを達成。その連続記録は現在も更新され続けている。 経営の舵取りを担うのは社長の田中邦夫氏。入社後、整備、営業、サービスの各部門の第一線で活躍してきたそうだ。現場を良く知る田中社長は「営業でお客様とよい関係を築くには『人間性』が重要。人間力を磨くためには、失敗を恐れず、お客様と真正面から向き合うことが必須」と語る。そのため、社員にはチャレンジすることを徹底しているとか。ときには怒られることもあるそうだが、人間力が磨かれる中で、社員全員がお客様に信頼される喜びを共有している。 同社は今後も「共に歩む」をモットーに、愛媛の人と物の流れを支え、お客様や地域と共にさらなる成長を続けていく。愛媛日野自動車?昭和25年創業創業60周年事 業 所 概 要愛媛日野自動車?代表取締役社長 田中 邦夫 氏所在地/松山市高岡町342TEL/089-971-4111事 業 所 概 要?えるく代表取締役社長 上沖 哲二 氏所在地/松山市千舟町3丁目3-8TEL/089-946-4422愛昭和51年10月4日 愛媛新聞湊町時代の本社ビル

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