所報5月号
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景気は横ばいから緩やかな回復を見込む〜多くの産業で来期の見通しが改善〜 当所では、地域商工業者の景況並びに経済動向等に関する情報の収集・分析を行っています。今号では、平成24年1〜3月期の調査がとりまとまりましたので、ご報告します。 今期は、業況DIは改善から悪化に転じていますが、それ以外のDIは全て改善しています。特に、採算DIは3期連続の悪化から改善に転じています。来期の見通しについては、全てのDIが改善する見込みとなっており、業況・売上DIは大幅に改善する見込みとなっています。 建設業やサービス業ではそれぞれの数値が前期より改善しています。小売業は横ばい、製造業と卸売業は前期よりも悪化しています。来期の見通しについては、建設業以外の業種において、改善傾向となっています。特に卸売業と小売業については、大幅な改善が見込まれています。● 今期直面している経営上の問題点● 産業別動向● 全産業におけるDI値の推移 今期の設備投資実施件数は30件(21.6%)であり、前期(30件、21.7%)と同じ事業所数となっています。来期の見通しについては、32件(23%)と今期より増加しています。● 設備投資の実施状況まとめ産業合計対象数製造建設卸売小売サービス3121225370197回答数1915134052139 全産業のDIは、業況DI以外の全てのDIが改善し、採算DIでは3期連続の悪化から改善に転じています。全体としては横ばいながらも、持ち直しの動きが見られます。 来期の見通しについては、卸売業や小売業を中心に改善傾向が顕著なため、全体の数値でも改善●調査時期 四半期毎に調査(年4回実施)●調査期間 平成24年2月23日〜3月1日●調査対象 当所議員、地域振興委員等197企業●回答状況 右記一覧による松山市内景況調査しています。産業別で悪化している建設業については、他の業種よりも高い数値での悪化となっています。設備投資についても、来期の見通しは増加しています。震災の影響が払拭され、低水準ではありますが、全体的に緩やかな景気回復が見込まれる結果となりました。0-10-20-30-40-50-60-70217-92110-12221-3224-6227-92210-12231-3234-6237-92310-12241-3244-6(見通し)業況売上資金繰り採算需要の停滞請負単価低下需要の停滞需要の停滞需要の停滞原料価格上昇民間需要の停滞仕入単価上昇ニーズへの対応ニーズへの対応ニーズへの対応官公需要の停滞販売単価低下大型店等との競争利用料金低下順位1位2位3位産業製造業建設業卸売業小売業 サービス業会議所の動き会議所の動き8

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