所報5月号
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まつやまの老舗まつやまの老舗当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。事業所概要事業所概要創業周年創業周年代表取締役 鶴田 学所在地:松山市湊町3丁目8‐12TEL:089‐933‐3111下駄屋から100店舗を展開する多角経営企業へ株式会社 つるや「石の何でも屋」として お客様のニーズに応える代表 相原 誠則所在地:松山市窪野町427TEL:089‐963‐0080相原石材彫刻店株式会社つるやからのメッセージ相原石材彫刻店からのメッセージ110明治35年創業株式会社 つるや100明治44年創業相原石材彫刻店 窪野町で石材石仏彫刻業を営む相原石材彫刻店が創業100周年を迎えた。初代、増吉氏がのれん分けにより創業。当時は、石を切るのも手作業で、配達も馬車や牛車だったとか。昭和40年ごろから機械化が進み、作業形態が大きく変化、外国産の石材が増え、お客さんのニーズも多様化した。 「こだわりを持つことは重要だが、何でも屋として、お客さんのニーズに応えることに重点を置いている。」と語る3代目の誠則氏の言葉通り、競争が激化する業界の中で、「石の何でも屋」を同社の強みとしている。技術だけではなく、慎重で丁寧な打ち合わせにより、ニーズをくみ上げ、本当に満足していただけるものを提供する。 残念ながら親族に4代目の承継者はいないとか。しかし、その技術は必ず伝承し、次代へ伝えていくそうだ。右が創業者の増吉氏 靴のお店を33店舗、100円ショップを61店舗構える、つるやが110周年を迎えた。明治35年、初代の鶴田福三郎氏が考案した、下駄や草履の表に張る籐表が好評だったことから、北京町(現在の二番町)で下駄屋を開業した。終戦後、2代目となる環氏の時代、履物として靴が流行する。当時、靴は高級品だったが、安価な既製靴に着目。仕入のため、全国を奔走し、松山で初めてといわれる既製靴の販売を開始した。靴のサイズ別陳列や正札販売を導入することで、顧客の信頼を獲得、事業を拡大した。 現在は、3代目の学氏が経営を担う。ショッピングセンターへのシフトチェンジ、不採算店舗の閉鎖など、思い切った経営で、事業を拡大。「経営とは実践してみて初めて分かるもの」と語る言葉に重みを感じる。今後も、「経験」を礎に業容発展を図る。昭和25年頃の店舗会社にも寿命はあるため、明日、明後日生き残るために、常に変えていくことが重要である。当社は今後も、社会とともにお客様とともに変わり続けていきます。商品を作る気持ちや心意気が変わることはありません。家に眠っている石材を再利用しませんか。石に関するご相談なら何でもお答えします。会員トピックス会員トピックス19

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