所報9月号
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まつやまの老舗まつやまの老舗当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。事業所概要事業所概要創業周年創業周年昭和26年頃のトラック第1号90大正10年創業吉村硝子(株)90大正10年創業(株)瀬村製材所 暮らしに欠かせない硝子。大正時代から90年間、住宅・ビル用の窓硝子やサッシを提供してきたのが吉村硝子だ。初代、吉村富徳氏が飲料水や薬の販売など多様な事業を展開していた折、硝子の取り扱いを開始。府中町に店舗を構え、硝子の小売、すり加工を営んだ。昭和16年、旭硝子と特約店契約を結び、小売から卸売へとシフト。住宅建築が飛躍的に増加する中で、窓硝子やサッシの需要も大幅に伸びた。同社は、商圏を県内全域へと広げ、宇和島を皮切りに、西条などへ営業所を開設。関連会社も設立するなど、事業拡大を図った。 現在の事業の舵取り役は、3代目の正典氏。営業基盤の拡大に尽力する一方、業界を取り巻く環境の変化を捉え、個人宅の増改築にターゲットを絞る。硝子という創業から変わらない製品をもとに、顧客のニーズを把握し、時代に対応した事業を展開することで企業を次代に繋いでいく。 三津浜から瀬戸内海を望む地にある瀬村製材所が創業90周年を迎えた。創業者は瀬村愛一氏。脱穀機など、農業関連の機材づくりで事業を始めた。戦後、港湾が整備されたことから、大阪の商圏へ進出するなど事業を拡大する中で、市場の変化を察知し製材を専業とした。 現在は、4代目となる要二郎氏が経営を担う。戦後から業界を取り巻く環境は大きく変化し、大型工場が増えたため、競争は激化している。要二郎氏は、設備導入をする際、昭和中期の機械を更新せず、大径木の受注を可能とすることで、他社との差別化を図っている。これが、愛媛県武道館の丸柱など、原木を乾燥させるため八角形にし、さらに円形へ加工する製品の受注につながっている。「この10年で製材が4割減った。経営を多角化し、自分にできることをこつこつとやる」と語る要二郎氏は次の100年を見据えている。変わらない硝子をベースに時代に対応した事業を拡大激変する製材業界の中で技術を守ることが差別化に代表取締役 瀬村 要二郎 氏 所在地:松山市住吉1丁目7‐11TEL:089‐952‐3939(株)瀬村製材所?納期を守る?1つ1つ確実に?できないことはできない決めた以上は必ず遂行する以上、「信用第一」で自分にできることを自分なりにやっていきます。(株)瀬村製材所からのメッセージ代表取締役 吉村 正典 氏 所在地:松山市平和通5‐5‐4TEL:089‐925‐1048吉村硝子(株) 当社では、人と人との繋がり、人間関係を大切にした商売を心掛けています。リフォームや増改築の際、窓硝子やサッシで気になることがあればお気軽にお問い合わせを。吉村硝子(株)からのメッセージ会員トピックス会員トピックス19

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