所報1月号
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○設立 1986年に進出、合弁会社を経て、 2000年(完全子会社化)○従業員 約160名○事業内容 アニメーションの制作 (動画、背景、仕上げの工程)○説明概要 動画、背景、仕上げの工程で東映アニメーション全作業量の約70%を担う。日本の本社とは、専用回線2本で接続し、テレビ会議等により、必要なコミュニケーションを図っている。データの送信も問題ない。フィリピン人は英語が堪能であるため、英語でプログラムされたアニメ制作ソフトの習得が早い。 フィリピンで説明をいただいた日本人の誰もが、今のフィリピンはビジネス上において、「危険」・「汚い」といったことは問題ではなく、人々は勤勉で、とてもフレンドリーだと評しています。確かに開発途上の部分もありますが、弱点と考えるよりも手つかずのチャンスが残っているという見方ができます。いい意味で、フィリピンは日本企業が投資をする?穴場?とも考えられます。○設立 2001年4月○従業員数 約140名○事業内容 製缶・溶接、 一般機械加工、 運搬機器設計・製造など○説明概要 同社の前野会長は、愛媛県新居浜市出身。前職での豊富な海外勤務経験を踏まえ、フィリピンの輸出型製造業のコスト競争力、労働者の性質、PEZA(フィリピン経済区庁)のクリーンさから、会社設立に至った。「百聞は一見に如かず」。フィリピンに来て、実際に見れば、フィリピンは輸出志向型の製造業にとって、魅力的な投資国だということがわかる。フィリピンの日系企業を訪ねてフィリピン経済視察報告 【後篇】 2011年のフィリピンの輸出総額のうち76%は、前号で紹介したPEZA(フィリピン経済区庁)のエコノミックゾーン(経済特区)内からの輸出で、686社の日系企業が活動しています。エコノミックゾーンは、フィリピン全土に271区あり、業種別では、IT関連が最も多く175、次いで製造が65、農業16、観光13、医療2となっています。 今回の視察で訪問した中から3社を紹介します。前野会長の説明を聴く参加者マニラ中心部の再開発地域 ボニファシオマニラ郊外をはしる 庶民の足JEEPNYまとめTOEI ANIMATIONPHILS.,INC(東映アニメーション?関連)MAENO GIKEN INC.(?前野技研)YTP LIMA MFG.,INC(矢崎総業?関連)○設立 2003年○事業内容 ワイヤーハーネス製造○説明概要 親会社である矢崎総業(株)のフィリピンへの進出は、1970年代と古く、日本企業ではパイオニア的な存在。長い歴史の中で培った経験をもとに、フィリピンの文化を踏まえたマネジメントポリシーをベースに経営を行っている。この工場で生産された製品は、トヨタ、フォード、日産、三菱などに輸出されている。自動車用のワイヤーハーネスの生産作業は、機械ではできない大変複雑なものだが、フィリピン人は、手先が器用で、正確、迅速に作業をこなしてくれる。インドネシア経済交流ミッションのご案内 愛媛県商工会議所連合会では、堅調な経済成長を続けるインドネシアの最新の現地事情や投資環境の情報収集・現地企業との商談を目的に、来年4月8日(月)~13日(土)の間、経済交流ミッションを派遣します。同国に関心のある企業は、この機会に是非ミッションにご参加ください。詳細は下記まで。【お問い合わせ先】愛媛県商工会議所連合会(松山商工会議所内)TEL:089-921-4905会議所の動き会議所の動き18

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