所報4月号
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星野 おさむ氏昭和45年生まれ(42歳)【選手歴】埼玉県立福岡高等学校阪神タイガース (1989~2001)大阪近鉄バファローズ (2002~2004)東北楽天ゴールデンイーグルス (2005)【監督・コーチ歴】東北楽天ゴールデンイーグルス (2006~2010)愛媛マンダリンパイレーツ (2011~)埼玉県出身。家族で愛媛に移住し、小学生のご子息は、軟式野球をやっているとか。NPB在籍時代は車、釣り、ゴルフ、時計など多趣味だったそうだが、愛媛にきてからはオフも含めて野球漬けの日々という。座右の銘は「球道に王道なし」。松山市東石井6丁目12番地36TEL 089-914-8102http://www.m-pirates.jp/愛媛県民球団(株) 独立リーグは、NPBの下部組織とまではいかなくても、人材育成と人材供給の畑だと考えています。選手の成長を促すため、愛媛では意図的に若手選手が多くを学べる環境を整えてきました。NPBを経験した選手と同じチームで戦えることもその一つです。現状、残念ながら、独立リーグだから許されるというプレーがないわけではありません。NPBの選手からは、たった一つのエラーが、自分や家族の人生を大きく変えてしまうというプロの厳しさを学ぶことができます。また、ひたむきな若手選手には、多くの出場機会を与えることで、成長を促すようにしたいと考えています。 また、プロと銘打っている以上は、地域の力になる存在を目指す必要があります。基本は良い野球を見せることですが、独立リーグのレベルではパフォーマンス集団にはなれません。ひたむきな精神や全力プレーを前面に出しながら、明らかに高校野球とは違う野球の質を見せなくてはなりません。また、地域貢献としては、野球教室へ積極的に取り組みたいと思います。少年野球から草野球―地域の独立リーグの存在意義と可能性は・・・。野球を通じて育成した人材を供給 ほしのチームまで、しっかりとした指導ができる野球教室を行うことは、地域の野球を支えるだけではなく、選手の育成にもつながります。そして、野球を通じて育成した人材を、NPBに限らず地域にも供給することが使命だと考えています。独立リーグがあるということは、全国から四国、愛媛に人材を集めることができます。良い習慣を身に付け、自身を成長させた人材が、指導者や学校の先生、街おこしのリーダーなど、地域の有用な人財として活躍すれば、独立リーグの存在意義も高まると思います。 野球は、見て楽しい、やって楽しい、その後、ご飯を食べに行っても楽しいスポーツです。多くの方に、球場で「野球」を楽しんでいただきたいと思います。また、我々が一番つらいのは、試合が終わった後に知人から「今日試合があったの?」と問われることです。ポスターやステッカーなど、球団のアナログな情報発信にもご協力ください。野球が盛んな松山だからこそ、ともに野球を通じて、地域を盛り上げていきましょう。―最後に、地域、ファンの皆様へ一言お願いします。見て・やって・食べて楽しい野球で地域を活性化この人に聞く3この人に聞く3

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