所報7月号
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まつやまの老舗まつやまの老舗当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。事業所概要事業所概要創業周年創業周年代表 相原 英二所在地:松山市道後湯之町14‐23TEL:089‐921‐2227団子は小説よりも美味なり坊っちゃん団子の歴史とは(資)つぼや菓子舗当店発祥の元祖坊っちゃん団子は、老若男女問わず愛され続けてきた味を多くのお客様に美味しいと喜んでいただけるよう提供し続けます。(資)つぼや菓子舗からのメッセージ130明治16年創業(資)つぼや菓子舗 愛媛の名産「坊っちゃん団子」。その歴史は明治時代にさかのぼる。明治16年、つぼや菓子舗の前身「茶屋又」が創業され、上新粉を使った湯晒団子を販売した。夏目漱石が明治39年に発表した『坊っちゃん』の中で登場するのは、この湯晒団子で、実際に夏目漱石が2皿平らげたといわれている。小説で紹介されたことから、大正10年、餅粉を使った茶の小豆餡、緑の抹茶餡、黄色の卵餡の三色に改良し、「坊っちゃん団子」と改名した。その後、3代目の相原道太郎氏が「つぼや」を開業、昭和36年に現在地へ移転し、営業を続けている。 現在、経営を担うのは5代目の相原英二氏。元祖坊っちゃん団子の味を守り続ける一方で、店内で抹茶を提供したり、卵アレルギーで食べられない方のために、白餡に色を付け提供するなど、お客様のニーズや要望には柔軟に対応しているとか。「お客様に喜んでもらえることが一番嬉しい」という英二氏が、坊ちゃん団子を次代に伝えていく。代表 白石 恵一所在地:松山市本町4‐1‐6TEL:089‐924‐4507醤油餅・・・松山のおふくろの味を頑固に守り伝える白石本舗松山に四百年続いている郷土の味を守っていきたいと思います。いろんな味に馴れ親しんでいる子供たちにも素直においしいと言ってもらえるように・・・。白石本舗からのメッセージ130白石本舗 江戸時代初期、松山藩祖 久松定勝が桃の節句に、家臣の繁栄を願って分け与えたのが始まりとされる醤油餅。ひな祭りには家庭で作られるようになった、松山の和菓子だ。 「醤油餅は松山のおふくろの味。創業以来、手作り製法を続け、その味を守っている」と語るのは、醤油餅に初めて餡を入れ商品化したという、創業130周年を迎えた白石本舗の4代目店主、白石恵一氏だ。現在の4代目のこだわりは、米選びだとか。店主はみずから醤油餅に合った米の買い付けを行っている。同店独自の方法で製粉された米粉を使い、季節や気温、湿度により粉の状態が変わることから機械ではなく手作りにこだわる。もっちりとした食感が特徴の醤油餅は、食べた人に故郷松山を思い出させてくれる。 「儲けではなく品質を優先し、味に関しては頑固になる。」という恵一氏の想いと伝統を次代に伝えるため、今後も精進を重ねる。明治16年創業会員トピックス19

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