所報1月号
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■電子カルテ・オーダリングシステム  ■医事コンピュータIT化をもっと身近にする代表取締役金 子 文 理本   社/愛媛県松山市姫原3丁目5-1香川営業所/香川県綾歌郡宇多津町浜五番丁63番地6-107徳島営業所/徳島県板野郡北島町鯛浜字原88-8三恵ビル2FTel(089)925-9236(代)Tel(0877)49-7206(代)Tel(088)679-9851(代)http://www.smedicom.co.jp/E-mail:info@smedicom.co.jp表紙絵を訪ねて表紙絵を訪ねて〜松山の八十八ヶ所霊場めぐり〜 四国八十八ヶ所のうち、松山には八つの霊場が存在します。ここでは、表紙を彩る香川進先生の絵の舞台となっている、松山の八十八ヶ所霊場と遍路道という風景に秘められた物語をご紹介しています。第12回 「和気町 第53番札所 円明寺」【「所報」11月号表紙(円明寺 大師堂)】四国八十八ヵ所霊場開創千二百年松山八ヵ寺に伝わる歴史と文化 当コラムの最終回は、和気町の第53番札所の円明寺です。前回の太山寺から近く、JR和気駅前の商店が立ち並ぶ場所にあります。 寺伝によれば、天平年間(729〜749)に行基によって創建されました。現在地より西側の和気西山の海岸にあったとされています。現在の勝岡町の付近となり、奥の院として観音堂が設置されています。 寺院は幾たびもの兵火にさらされ、ほとんどを焼失したそうです。その後、寛永10(1633)年、須賀重久が現在地に再興しました。そのことから、須賀山円明寺といわれるようになりました。 寺院には、四国霊場最古の銅板納札が保存されています。これは、大正13年、シカゴ大学のスタール博士が四国遍路をしている時に見つけたものです。破損のない納札としては、現存最古とされています。 また、聖母マリア像を浮き彫りにしたキリシタン灯籠があります。キリシタン禁制の時代のものですが、寺では隠れ信者の礼拝を黙認していたと伝えられています。 本堂前には、「平成26年 四国八十八ヵ所霊場 開創1200年」の看板が立てられています。大きな節目の年に、当所報にて、松山にある八カ寺を表紙絵とコラムにて巡りました。あらためて、松山の歴史と文化は四国遍路に大きく依拠していることがわかり、また、今も続くおもてなしの心に触れる貴重な機会となりました。 当所では、松山八カ寺の表紙絵を使用したカレンダーを作成しています。ご希望の方は当所総合企画部(089-941-4111)までご連絡ください。円明寺 本堂コラム28

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