所報2月号
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とくに好調好調まあまあ不振きわめて不振建設製造卸売小売サービス四国全国四国全国前年同月比先行き見通し早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)−(減少・悪化などの回答割合)   業況・採算:(好転)−(悪化) 売上:(増加)−(減少)業況DIは、大幅改善。先行きはコスト増で懸念を払拭できず4.5▲10.7▲36.4▲10.0▲35.714.0▲2.4▲10.6▲24.2▲9.122.7▲3.4▲45.5▲26.7▲17.90.4▲4.3▲8.7▲19.4▲18.8全国の概況ブロック別概況・四国 12月の全産業合計の業況DIは、▲7.4と、前月から+5.4ポイントの大幅改善。91年8月(▲4.4)以来の水準となった。建設業の活況に加え、製造業でも、自動車関連の好調が幅広い業種に波及しつつあるほか、消費者のマインド好転や冬の賞与増に伴い、高価格帯商品への志向が強まるなど、受注・売上の増加を背景に、中小企業の景況感は回復基調が続いている。他方、仕入や人件費、電力料金などのコスト負担が増す中で、価格転嫁の遅れや、生活必需品に対する消費者の根強い低価格志向により、業況改善が進まない企業もみられ、景気回復の実感はまだら模様となっている。 先行きについては、先行き見通しDIが▲11.0(今月比▲3.6ポイント)と、悪化が見込まれるものの、「好転」から「不変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばい。建設業や自動車などの製造業によるけん引に加え、消費税引き上げ前の駆け込み需要から、回復基調が続くことを期待。他方、コスト増加分の価格転嫁が遅れている状況が続いているほか、消費税引き上げを見据えて消費を手控える動きが予想されるなど、先行きへの懸念も伺える。○全産業の業況DIは、前月と比べマイナス幅が縮小。産業別にみると、製造業、小売業で改善、その他の3業種で悪化した。○一般工事業からは、「若い人材を採用したいが、製造業などの求人に流れている。人材確保のため、給与をはじめ待遇の見直しを検討せざるを得ない」とのコメント。菓子製造・販売業からは、「クリスマスの需要期を迎え、売上が増加。来店客数も堅調に推移している」との声、製缶板金業からは、「受注の増加に伴い、業況が上向きつつある■平成25年12月調査結果が、取引先の大手・中堅企業に比べると業績回復が遅れている」とのコメント。飲食店からは、「新しくオープンした道の駅の集客効果により、徐々に売上が伸びている。他方で、仕入などのコスト増が続いており、業況改善の実感に乏しい」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べマイナス幅が拡大する見込み。産業別にみると、卸売業、小売業で改善、その他の3業種で悪化する見込み。コラム24

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