所報3月号
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とくに好調好調まあまあ不振きわめて不振建設製造卸売小売サービス四国全国四国全国前年同月比先行き見通し早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)−(減少・悪化などの回答割合)   業況・採算:(好転)−(悪化) 売上:(増加)−(減少)業況DIは、一段の改善。先行きはコスト増や駆け込み需要の反動への懸念も▲25.0▲4.0▲37.5▲7.7▲18.218.41.9▲9.1▲14.3▲10.431.3▲12.0▲37.5▲11.1▲31.8▲0.4▲3.8▲10.9▲7.3▲14.7全国の概況ブロック別概況・四国 1月の全産業合計の業況DIは、▲3.1と、前月から+4.3ポイントの改善。住宅着工などが好調な建設業がけん引したほか、自動車関連の業績改善が幅広い業種に波及している。また、高価格帯商品への志向の強まりに加え、消費税引き上げ前の駆け込み需要が出始めており、中小企業の景況感は、売上・受注の増加を背景に、一段の改善がみられる。他方で、仕入コストや電力料金に加え、人材確保の困難さから人件費の負担も増大する中、販売価格への転嫁遅れにより、売上増に見合う収益があがらないとの声もあり、景気回復を実感できない状況もみられる。 先行きについては、先行き見通しDIが▲7.4(今月比▲4.3ポイント)と、悪化を見込む。消費税引き上げ前の駆け込み需要などにより、3月まで堅調な推移が見込まれる一方、家計への負担増に備えた消費手控えの動きも予想される。また、業況改善をけん引してきた建設業や製造業でも、価格転嫁の遅れによる収益悪化に加え、4月以降の反動減への懸念の声が高まるなど、先行きに対して慎重な見方が伺える。○全産業の業況DIは、前月と比べほぼ横ばい。産業別にみると、製造業、サービス業で悪化、その他の3業種で改善した。○一般工事業からは、「建築資材の価格上昇分が施工単価に反映され始め、採算は改善しつつあるが、技術職不足が深刻」とのコメント。家具製造業からは、「木材を乾燥させる設備や木材の保管場所が不足し、新規の受注ができない。ただ、4月以降の反動減を考えると、積極的に投資することは難しい」との声、家電販売店からは、「冷蔵庫や洗濯機など、白物家電の販売が好調。3月にかけて、駆け込み■平成25年1月調査結果 需要による売上増を見込む」とのコメント。旅館業からは、「宿泊者数は堅調なものの、仕入や光熱費の負担が増す中、価格転嫁が進まず、収益改善に至らない」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ悪化する見込み。産業別にみると、建設業で悪化、卸売業で横ばい、その他の3業種で改善する見込み。コラム24

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