所報6月号
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事業所概要戦後復興期の一六本舗(大街道)明治42年ごろの久保豊旅館代表者:玉置 泰所在地:松山市東方町甲1076‐1TEL:089‐963‐5716(株)一六本舗「松山のお菓子屋さん」にこだわり地元に愛されるお菓子を通じて全国に「松山」を発信していきます。代表者:久保 素子所在地:松山市大街道2‐5‐9TEL:089‐943‐7523久保豊(株)(株)一六本舗当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。130創業周年創業周年明治16年創業時代とともに変える経営と変わらないタルト大街道とともに歩んだ130年事業所概要メッセージ人の助けに感謝し今度は誰かに恩返しできるようこれからも邁進していきます。メッセージ明治16年創業 江戸時代、久松家初代松山藩主の松平定行公が長崎から製法を持ち帰ったことから松山の銘菓となった「タルト」。そのタルトを全国区にした一六本舗が創業130周年を迎えた。創業は現在の大街道本店の地。饅頭や醤油餅からスタートしタルト等を製造販売。戦災で消失するもいち早く店を復興。転機は昭和28年、「全国銘菓名物趣味の会」で一六タルトが選ばれ、その名前が広がる。昭和43年には今では常となっているスライスを業界初で開始、製法等伝統を守りつつ時代に先駆けて対応してきた。平成24年には、手狭になった本社工場を現在地へ移転。品質管理を徹底しながらも、「味、見た目はどこにも負けない」という言葉通り、今でも巻きは人の手で行う。コンビニの台頭をマーケットの拡大と捉え、今年は、老舗の挑戦として、タルトの新味(抹茶・ひと粒栗)を発売した。時代が変化する中で、変えるもの、変わらないものを見極め、二百年を目指す。 大街道商店街の入り口に位置する久保豊ビル。明治・大正・昭和・平成と古くから賑わう商店街と共に歩んだ久保豊が130年を迎えた。当初は「久保豊旅館」として創業。下村為山の年譜には「大正15年9月久保豊旅館仮寓」とあり、その歴史を垣間見ることができる。昭和15年頃に旅館を閉じ、その間口で草花店を営むが戦争で焼失。終戦後、 跡地にて瀬戸物・菓子店営む傍ら、敷地の貸し出しを行っていたが、昭和41年、「久保豊ビル」の新築により、本格的に不動産賃貸業をスタートさせた。いい時も悪い時も、苦楽を乗り越えてきた場所である大街道への愛着は人一倍大きい。何が街の一助となるかを社長自らが常に考え、「商店街のために」という強い信念を持ち、努力している。同社が運営する「サイクルステーション・MONKEYS」もこうした想いから生まれた。これからも「縁」を大切にして、商店街に必要と思われるサービスを展開していく。130久保豊(株)会員トピックス19

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