所報6月号
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――ドライアイスも取り扱われていますね。 経済が低迷した時に、新規事業としてスタートしたのがドライアイスの製造です。当社が炭酸ガスを取り扱っていたため、それを原料とするドライアイスに着目しました。当社の本社機能を松前町から松山市へ移転し、アメリカのアトランタからドライアイスの製造設備を導入し、事業を開始しました。新規参入にあたってはいろいろと紆余曲折がありましたが、なんとか四国で唯一のドライアイス製造・販売が始まりました。現在では、夏場の需要が高いドライアイスは、夏のガス需要が落ちる売上げに寄与し、事業の大きな柱となりました。余談ですが、柿の渋抜きはみなさん焼酎でされていますが、ドライアイスで誰でも簡単に失敗なくできます。是非チャレンジしてみてください。――今後の事業展開について・・・。 人口減少など、時代が大きく変化する中で、お客様へ「信頼」を提供することで、他社との差別化を図りたいと考えています。そのため、当社では、ガスの提供に止まらず、設備の設置から修理メンテナンスまでの全てを自社で、一貫して提供できる体制を整えると同時に、全社員が専門的な対応が出来るよう、高圧ガスの取り扱いに関する資格を保有しています。また、品質管理を徹底するためにISOを取得、コンプライアンスの遵守を最優先に取り組んでいます。こういった対応により信頼のブランドを築く中、常にお客様に目と心を向けたサービスを提供するように心がけています。お客様からの多種多様なご要望に対し、的確な答えを見つけ出す努力を常に怠らないことで成長し続けます。今後も地域に密着し、お客様業界に一石を投じたドライアイス事業一色 あをゐ 氏 愛媛県松山市出身趣味は15年間、必死でやってきたため思いつかないが、今後は、ゴルフや旅行などを嗜みたいと語る一色社長。座右の銘は初志貫徹「決めたことは最後までやり抜く」。夢をかなえるためには、その夢をあきらめないという熱意が企業を支えている。【 略歴 】平成05年10月 大和酸素工業(株) 専務取締役平成10年10月   〃       代表取締役大和酸素工業(株)松山市問屋町10-47 TEL:089-925-0111 FAX:089-917-6171HP:http://daiwaox.jpproleの声にスピーディーに対応できる企業であり続けたいと思っています。 エネルギーを取り巻く環境は、シェールガスや水素などの新エネルギーの実現化などで見られるように、現在当社が提供している各種のガスが新しいものに取って変わられる事態が起きるやもしれません。変化の時代においては、柔軟性のある新しい感性が必要となります。変わらない当社の「信頼」というブランドと共に、新しい世代へ事業のバトンを渡していきたいと考えています。お客様の声にスピード感をもって対応▲東温に新設した工場この人に聞く3

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