所報8月号
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事業所概要昭和47年当時からの看板代表者:石本 和博所在地:松山市問屋町3‐30TEL:089‐924‐5000(株)酒商越智金人と人のつながりを大事にして、「やるときは今」の精神でこれからも前進していきます。代表者:坂本 哲夫所在地:松山市森松町461‐1TEL:089‐956‐0117高知屋自転車商会(株)酒商越智金当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。110創業周年創業周年大正3年創業当たり前のことが当たり前にできる会社「親切・丁寧」と「縁」がつないだ100年事業所概要メッセージ不思議な縁やお客さんとの縁いろんな『縁』に支えられてきました。今後もその縁を大事にし続けていきます。メッセージ明治37年創業  「当たり前のことが、当たり前にできるように」「ボケーっとしとったらだめだ」とは、創業110周年を迎えた、酒類の老舗問屋、酒商越智金の社訓。創業時に掲げた社是の「共存共栄」に加え、三代目の越智洋太郎氏によって定められたとか。口で言えば簡単だが、日々の業務の中で本当に徹底できているかと問われると、首を傾げてしまうような言葉が並ぶ。常に自身に問いかけて、自己点検が出来るかどうか。社員間では、これが基本となっている。 四代目の石本社長は、ビジネスは『人と人』で成り立っており、お客様へ感謝の心を持って、基本的なことを継続できることが、企業存続の秘訣と考えている。そのため、三代目の意志を受け継ぎ、毎日の朝礼では社員が社訓を唱和しているそうだ。 近年、酒類販売の小売店や飲食店は減少している。酒問屋として果たすべき役割は何かを問いかけ、常に自社を見直し、改善しながら、社訓に則り、業容を拡大していく。 百年前、高知県から番傘・提灯を売るため、歩いて行き着いた最初の城下町の松山。蛇の目傘を干すための用地として最適な重信川の河原が近かったことから、森松で傘屋を創業したことが事業の原点。その後、こうもり傘の登場により、傘が売れなくなったため、自転車販売へと事業を転換。当時、松山で自転車を扱っているところが少なかったため、高級品であった自転車は飛ぶように売れたとか。その後、自転車は大衆へと広く利用されるようになり、バイクや車とともに、生活必需品となった。 現在経営を担う坂本哲夫氏と紀子氏は「もうけは考えず、お客さんが喜んでもらえる商売を」と創業から引き継がれる「親切・丁寧」の心を守り続けている。また、紀子氏は、商売を続ける秘訣は人の『縁』と語る。「商売を通じていろんな人と知り合えてよかった」と改めて商売の醍醐味を感じている。今後もお客さんから愛され続けるお店として事業をつないでいく。100高知屋自転車商会会員トピックス19

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