所報10月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、横ばい圏内の動きが続く。 先行きは回復見込むも、弱さが残る9.1▲20.0▲20.0▲21.40.0▲4.8▲10.9▲27.3▲43.0▲16.713.6▲40.0▲30.0▲50.0▲3.7▲8.9▲13.6▲16.6▲30.9▲14.8全国の概況ブロック別概況・四国 8月の全産業合計の業況DIは、▲20.5と、前月から▲0.8ポイントのほぼ横ばいで推移。公共工事、自動車関連の下支えが続くほか、外国人観光客の増加などを背景に観光関連が堅調だったものの、一部で台風や局地的な大雨に伴う売上減少、客足の伸び悩みなどの影響がみられた。また、仕入や電力料金などのコスト増による収益圧迫や、人手不足に伴う生産・営業活動への影響が広がるほか、人材確保のための賃上げにより負担が増す中、中小企業における景況感の回復は力強さを欠き、まだら模様の状況が続く。 先行きについては、先行き見通しDIが▲17.4(今月比+3.1ポイント)と、改善を見込む。消費税率引き上げに伴う影響が和らぎつつある中で、賃上げを背景とする個人消費の活発化や、製造業の生産回復などが期待され、景気は徐々に持ち直すとの見方が続く。他方で、仕入や電力料金、人件費などのコスト増や人手不足に伴う影響の拡大などにより、先行きに確信が持てない中小企業も多く、回復に向けた動きに弱さも伺える。■平成26年8月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べほぼ横ばい。産業別にみると、製造業、小売業で悪化、その他の3業種で改善した。○建築工事業からは、「公共工事の受注は好調だが、資材価格や人件費上昇分の価格転嫁が一部に止まっている」とのコメント。製材業からは、「燃料費などのコスト増加分の転嫁遅れに加え、人手不足が続き、生産 計画に影響が出ている」との声、百貨店からは、「例年に比べ早めに投入した秋物衣料の出足は良かったものの、2度の台風の影響から、売上が前年同月を下回った」とのコメント。旅館業からは、「台風に伴う宿泊・宴会のキャンセルが相次いだが、中旬以降は客足が戻り、業況は総じて堅調だった」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ改善する見込み。産業別にみると、建設業で悪化、その他の4業種で改善する見込み。コラム21

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