所報11月号
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事業所概要大正15年 県下初の霊柩自動車昭和の頃の店舗代表者:結城 旬所在地:松山市湊町6‐4‐5TEL:089‐941‐4444(株)ムラタこれからも、おくる仕事を通して「ムラタで良かった」を目指します。代表者:山本 一雄所在地:松山市元町9‐16TEL:089‐951‐0574(株)ムラタ当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。100創業周年創業周年大正3年創業人の想いを次の世紀へつなぐ100年変わらない子どもの笑顔事業所概要メッセージ常にお客さんと顔を合わせた誠実な商売で、地域とともに成長し続けます。メッセージ大正2年創業  100年前、一人の大工がつくった一台の霊柩車から走り始めたムラタ。「おくる仕事」を通して1世紀、地域の「人が人を想う気持ち」に寄り添ってきた。 創業は大正2年。湊町で村田装具店としてスタートした。創業者の村田健一氏は葬儀のための装具やお棺などを製作していた。葬儀業へ進出する中、大正15年、愛媛県下初の霊柩自動車第1号を運行。さらに、支店や火葬場をつくるなど、新しい事業へ果敢に挑戦し、現在のムラタの礎となった。 現在、経営の舵を取る4代目の結城社長は「お葬式の仕事をする時には、社員ひとりひとりが自分の身内を亡くした気持ちになってご奉仕すること」という創業時から受け継がれる経営哲学をもとに、社員の心構えやお葬式の役割、葬送文化の発展への取り組み等を「ムラタイズム」として明文化した。競争が激化する中で、今後も市場のニーズを捉えたサービスを展開し、次の100年に向かって歩んでいく。 三津の地で創業100年を迎える山本貫一商店。事業は文房具卸売の行商からスタート。昭和初期、教科書販売を開始し、事業の基盤を構築した。当時、店の前を行き交う子どもが多く、通学中に文房具を買いに来ることが多かったとか。昭和中期からは、スーパーや大型店・コンビニの出店に加え、少子化などの煽りを受けるが、創業来培われた信用と、経営の基盤である教科書販売により、そののれんを守り続けている。 「子どもの喜ぶ顔が何よりの喜び。100年経っても子供の笑顔が変わることはない」と語る2代目の一雄氏。同社の取り組みや一雄氏の想いが称えられ、平成10年に教科書供給功労者として、黄綬褒章を受章。商売を続けてきてよかったとその喜びを実感したそうだ。 今後、教科書も電子化され、新たな時代への対応が必要と考えるのは3代目を担う信夫氏だ。今まで培われた堅実経営に時代の変化への対応を加え、次の100年へ事業をつなぐ。100(資)山本貫一商店(資)山本貫一商店会員トピックス19

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