所報2月号
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古の歴史を保存し 将来に伝える場所    松山市考古館 表紙絵を紹介する当コラム、今月号は南斎院町にある松山市考古館です。松山市は、埋蔵文化財の保護や調査、研究などを行うため、松山市埋蔵文化財センターを設置しています。考古館は、付属博物館の役割を担い、資料の展示など、教育普及事業を行っています。 調査によると、松山市域には約2万年前から、人が住んでいたことが明らかになり、現在と同じように、弥生時代には、四国の中で人口が最も多く、西日本を代表する都市であったと考えられています。そのことから、松山市には、数多くの遺跡があるようです。組立パズルや当時の服装などの体験コーナーもあり、家族連れでも楽しめる施設になっています。平成27年3月22日までの間は、葉佐池古墳の出土品や県外の重要文化財3点を展示した「古墳時代のおそうしき」と題した特別展を行っています。 歴史の歯車の中で、偶然、自然に包まれ、現在に伝えられる遺跡は、何もしなければ、そのまま風化します。それを保存し、将来に伝える場所が考古館です。古照遺跡の堰 考古館では、旧石器時代から平安時代までの遺跡や出土品を展示しています。特に、1972年、松山市南江戸の下水道中央浄化センター建設地で発見された古照遺跡の堰として使われていた木材を復元しています。木材が当時のまま発掘されることは稀であり、古墳時代の堰の展示は、日本でも考古館だけです。 また、先月号で紹介した、国から史跡の指定を受けている葉佐池古墳についても、未盗掘のため、当時のまま発見された副葬品が展示されているほか、実際の石室内部を体験できる場所も設けています。また、葉佐池古墳出土の土器の原寸大の葉佐池古墳の石室内部古代からの手紙第2回「南斎院町 松山市考古館」コラム22

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