所報2月号
7/28

業況売上資金繰り採算管内企業の景況は小幅ながら改善~原材料価格の上昇や人手不足が課題に~ 当会議所では、地域商工業者の景況並びに経済動向等に関する情報の収集・分析を行っています。今号では、平成26年10~12月期の調査結果がまとまりましたので、ご報告します。【調査時期】四半期毎に調査(年4回実施)【調査期間】平成26年11月6日~ 11月15日【調査対象】当会議所議員、地域振興委員等189企業 前期まで悪化傾向にあった全てのDI値が小幅ながら改善しています。来期の見通しについては、悪化傾向となりました。 製造・建設・小売業は改善、卸売・サービス業は横ばいとなっています。製造・小売業は、大幅に改善したものの、依然、マイナス値での推移となっています。一方、建設業は、プラス値で推移しています。来期の見通しについては、全ての業種で、厳しい見方となっています。 今期、設備投資を実施したと回答した事業所は40件(30.3%)、前期(36件26.9%)より増加。来期に実施を計画している事業所数は35件(26.5%)と今期より減少しています。 消費税率引き上げ後、悪化を続けていた動向に歯止めがかかり、小幅ながら改善傾向となりました。設備投資も前期より増加しています。経営上の問題点では、需要の停滞のほか、原材料価格の上昇や従業員の確保難があげられており、こうした先行き不透明感が、来期の見通しを悪化させているようです。今後、景気が緩やかに回復するか、注意深く見ていく必要があります。まとめ調査概要回答状況産業製造建設卸売 小売サービス対象数回答数27232252651891719124143132合計需要の停滞材料価格上昇大企業との競争ニーズへの対応ニーズへの対応1位順位産業2位3位製造業建設業卸売業小売業サービス業原料価格上昇従業員確保難需要の停滞需要の停滞需要の停滞ニーズへの対応技術者確保難従業員確保難大型店等との競争人件費増加松山管内景況調査全産業におけるDI値の推移産業別動向今期直面している経営上の問題点今期直面している経営上の問題点!!設備投資の実施状況※今回の調査は消費税の引き上げを先送りすることが発表される前に行ったものです。20151050-5-10-15-20-25-30-35-40-45-50261-3244-6247-92410-12251-3254-6257-92510-12264-6267-92610-12271-3(見通し)特集5

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です