所報4月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、2カ月連続改善。先行きも持ち直し見込むも、慎重な見方が残る▲34.8▲11.1▲22.2▲31.0▲33.3▲9.4▲14.9▲29.8▲43.5▲12.9▲13.0▲25.9▲11.1▲36.7▲23.1▲17.5▲8.1▲28.0▲38.0▲11.0全国の概況ブロック別概況・四国 2月の全産業合計の業況DIは、▲21.7と、前月から+4.2ポイントの改善。原油安の恩恵が幅広い業種に広がる中、米国・中国向けをはじめとする自動車・電子部品などの輸出増や、外国人観光客の増加を背景に、中小企業の景況感は持ち直しに向けた動きがみられる。ただし、春節を迎え、中国などからの外国人観光客が大幅に伸びた都市部での回復が全体を押し上げており、地方の中小企業においては、コスト増加分の価格転嫁遅れや個人消費の鈍さが業況改善の足かせとなる状況が続く。   先行きについては、先行き見通しDIが▲19.4(今月比+2.3ポイント)と改善を見込むものの、「悪化」から「不変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばい。大手企業の賃上げなどを背景とする消費の持ち直しや、円安に伴う取引先の海外生産・調達の国内シフトを期待する声が聞かれるなど、一部で明るさが伺える。他方で、多くの中小企業では、価格転嫁の遅れによる収益圧迫が続く中、先行きへの不安が払拭できておらず、慎重さが残る。 ■平成27年2月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べ改善。産業別にみても、全業種で改善した。○一般工事業からは、「公共工事の労務単価が引き上げられたものの、足元の価格とは依然として開きがあり、収益改善には至っていない」とのコメント。プラント配管・化学機械等製造業からは、「年度末に向 けて引き合いが増えつつあるが、受注単価が低く、対応に苦慮している」との声、百貨店からは、「衣料品は苦戦したが、食料品や催事が好調だったほか、生活雑貨の動きも良く、売上が伸びた」とのコメント。飲食店からは、「上旬は寒い日が多く、個人・法人とも伸び悩んだが、中旬頃から持ち直した」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ悪化する見込み。産業別にみると、製造業、小売業で改善、その他の3業種で悪化する見込み。コラム21

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