所報4月号
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サイクリング特別委員会 委員長 西山 周(愛亀企業グループ 代表取締役社長)市民マラソンと自転車おもてなしマナーライド「自転車新文化の マナーとルールとおもてなし」第14回 幼なじみの同級生数人と2009年に50歳になるのを期に市民マラソンと自転車に挑戦し始めてからはや数年。〝えひめマラソン〞や〝しまなみサイクリング〞はもとより県内外いくつかのスポーツイベントに無謀にもチャレンジしてきました。気の置けない仲間とのピクニック気分のちんたらランナーだらだらサイクリストですから完走こそなんとかするものの、タイムは決して向上もしませんし、させる意気込みすらありません。それでも市民マラソンと自転車を通して生きがいや健康、あるいは友情や感謝をある種中毒のように感じることに密かに自己満足をしています。いきおい全国的にも人気の高くなった〝えひめマラソン〞や中村知事が掲げる〝自転車新文化〞の進取の取り組みには愛媛県民松山市民としてどうしてもワクワク感を感じる一人にならざるをえません。 おこがましくもランナーやサイクリストの端くれの仲間入りを果たしたと自惚れて感じるわけではないのですが、走ったりペダルをこいだりしながら近頃特に気になって仕方がないことは自転車の迷惑マナーのことでしょうか。『あっ、危ない!』と思うことに自身にも他人の光景にもよく遭遇します。自転車は生活の中では買い物、通勤、通学そして趣味、スポーツと多面的ですから活用は多様です。自転車は運転免許が不要ですし、小さな子供でも乗ることができるからと安易に考えがちですが、実は軽車両です。交通事故の加害者となる場合も増加しています。自転車通行可以外での歩道の走行、逆走、傘さし、飲酒、携帯電話、イヤホン…実に自転車死亡事故の7割はルール違反だそうです。 かつてはたかが自転車に乗るのにそんなに厳しいルールなんて、と思っていましたが、もしかすると自身も知らず知らず迷惑マナーライド、違法ライドをしているのかもしれないと反省しています。マナーは『礼』、ルールは『法』です。公共マナーが乱れるから厳しくルール化されるのでしょう。〝おもてなし日本一のまち〞を目指す松山に住む一人としては、やはり『気遣い、奉仕』の精神で〝おもてなしマナーライド〞を心掛けペダルを踏み込んでみようと思うのであります。の会会社社変化を 捉 え るコラム6

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