所報4月号
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業況売上資金繰り採算管内企業の景況は全ての数値が悪化~見通しは小幅ながらも改善の兆し~ 当会議所では、地域商工業者の景況並びに経済動向等に関する情報の収集・分析を行っています。今号では、平成27年1~3月期の調査結果がまとまりましたので、ご報告します。また、人手不足に関する調査を実施しました。【調査時期】四半期毎に調査(年4回実施)【調査期間】平成27年2月21日~ 3月1日【調査対象】当会議所議員、地域振興委員等189企業 前期は、小幅ながら改善傾向となっていた各DIがすべて悪化に転じました。中でも、売上DIは約11ポイント悪化しています。来期の見通しは、すべてのDIで改善していますが、依然、マイナス値での推移となっています。 製造・建設・小売業では全てのDI値が悪化、特に製造業の悪化幅が大きくなっています。来期の見通しについては、製造業の資金繰りDIなどで改善が見られるものの、建設業では全てのDIが悪化となっています。 今期、設備投資を実施したと回答した事業所は36件(29.3%)、前期(40件30.3%)より減少。来期に実施を計画している事業所数も32件(26.0%)と今期より減少しています。 前期は、消費税率引き上げ以降、悪化を続けていた動向に歯止めがかかっていたものの、今期は全てのDIが悪化しました。設備投資も減少、経営上の問題点でも需要の停滞が多く回答されており、また、円安の影響を受け、原材料価格の上昇も経営を圧迫していることから、管内景況は厳しい状況にあります。まとめ調査概要回答状況産業製造建設卸売 小売サービス対象数回答数27232252651891617133443123合計需要の停滞材料価格上昇需要の停滞需要の停滞ニーズへの対応1位順位産業2位3位製造業建設業卸売業小売業サービス業生産設備の不足・老朽化請負単価低下販売単価低下ニーズへの対応仕入単価上昇原材料価格上昇従業員確保難大企業との競争購買力流出従業員確保難松山管内景況調査全産業におけるDI値の推移産業別動向今期直面している経営上の問題点今期直面している経営上の問題点!!設備投資の実施状況20151050-5-10-15-20-25-30-35-40-45-50261-3247-92410-12251-3254-6257-92510-12264-6267-92610-12271-3(見通し)274-6特集7

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