所報6月号
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当所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。代表者:村上 昌平所在地:松山市祓川2‐11‐7TEL:089‐951‐2181(株)村要本店「伝えたいえひめの味」を合言葉に、伝統的な食文化を次の世代にも伝えていきます。(株)村要本店130創業周年しょうゆを通した文化の継承事業所概要メッセージ明治18年創業 明治18年、創業者である村上要次郎氏が酒造の知識を活かし、食酢の製造・販売を始めた村要本店。大正10年には食酢に加え、しょうゆ、味噌の製造販売を始め、業容を拡大した。現在は、6代目となる村上昌平氏が経営を担う。「伝えたいえひめの味」を合言葉に松山市内の保育園や学校などの工場見学や職場体験などを受け入れている。特に会社近くの宮前小学校において、7年前から味噌づくり体験を行い、食育を行っている。また、社長個人の活動として「しょうゆもの知り博士」となり、県内の小学校を中心に、日本の食文化の代表である「しょうゆ」を学習する出前授業を精力的に行っている。 同社が製造販売を行う味噌「三津の朝市」は、愛媛県が日本一の生産量を誇る裸麦を使用。県下40社超の味噌製造企業の内で3社のみとなる「『愛』あるブランド」にも認定されている。今後も、伝統の味を守りながら、現代の食文化にあわせた商品の開発を行い、愛媛に根付く「食」を支えていく。事業所概要代表者:田 元章所在地:松山市大街道1‐4‐7TEL:089‐921‐3462創業周年明治7年創業本物の輝きを提供する老舗代々受け継いだ宝飾品をリフォームし、思い出と一緒に新たな輝きを提供します。メッセージ 明治7年創業の田貴金属商。起源は、江戸時代に遡る。創業者にあたる初代西山久次郎氏の刀細工の技術を生かして、彫金を行う田金銀細工店を創業。技術の高さが評判となり、宝飾関係に限らず、神輿の修理等の幅広い事業を行っていた。戦争中の厳しい時代も乗り越え、昭和22年に田貴金属商と改称。戦後の開放感から宝飾品へ憧れを持つ多くの女性たちに、本物の輝きを提供した。当時は宝飾専門店が少なかったこともあり、結婚指輪=田貴金属商というイメージが定着。店前のバス停にも「結婚指輪前」という名称がつけられるほどだった。昭和33年、現在の大街道商店街の場所に移転した。 貴金属を扱うプロとしての信頼は、創業当時から変わっていない。自社で工房を持ち、身につける人への心配りを大切にしながら、宝飾品の修理・加工・リフォーム等を行っている。 今後も、伝統を守りながら時代のニーズにあわせて他分野へも業容を拡大し、150年、200年に向けて歩を進める。140(有)田貴金属商(有)田貴金属商三番町の旧店舗会員トピックス19

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