所報6月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、前年の反動から大幅改善。先行きは鈍さ残るも持ち直しを見込む11.1▲ 17.2▲ 45.5▲ 21.4▲ 17.4▲ 10.1▲ 15.6▲ 20.5▲ 18.1▲ 13.2▲ 27.8▲ 21.4▲ 54.50.0▲ 8.3▲ 10.1▲ 13.9▲ 18.3▲ 19.2▲ 8.0全国の概況ブロック別概況・四国 4月の全産業合計の業況DIは、▲15.3と、前月から+9.4ポイントの大幅改善。ただし、比較対象の前年同月は、駆け込み需要の反動減により業況が落ち込んだ時期であることに留意が必要。取引価格への転嫁遅れや、人手不足、人件費・電力料金の上昇などが足かせとなり、回復のペースにばらつきが残るものの、輸出増などに伴う生産の伸びや好調なインバウンドが下支えするほか、株高や今春の賃上げを背景に消費者マインドが上向きつつあるなど、中小企業の景況感は、総じて持ち直しに向けた動きが続く。 先行きについては、先行き見通しDIが▲13.6(今月比+1.7ポイント)と改善を見込むものの、「悪化」から「不変」への変化が主因。中小企業においては、依然として、コスト増加分の価格転嫁や電力料金の値上げ、人手不足などが懸念材料となる状況が続く。他方で、株高・賃上げに伴う個人消費の回復や輸出をけん引役とする生産増などへの期待感から、先行きは緩やかに回復するとの見方が伺える。■平成27年4月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べ改善。産業別にみると、小売業、サービス業で改善、その他の3業種で悪化した。○家具製造業からは、「受注が持ち直してきており、新規の設備投資を検討中。他方、採算面では、円安定着に伴い、米国産原木の高値が続くなど、厳しい状況」とのコメント。産業用機械製造業からは、「化学関連などの引き合いが増加しつつあるが、電力料金の値上げをはじめコスト負担が足かせとなり、先行き への不安が払拭できない」との声、百貨店からは、「高付加価値商品の人気が底堅いほか、昨年の駆け込み需要の反動減の影響もあって、売上は前年比でプラスに転じた」とのコメント。旅館業からは、「外国人観光客が増加しており、宿泊客のニーズに応えるため、客室などのリニューアルを計画している」とのコメントが寄せられた。○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べほぼ横ばいの見込み。産業別にみると、小売業、サービス業で悪化、その他の3業種で改善する見込み。コラム21

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