所報6月号
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 1位から3位までに選択した経営課題それぞれに必要とするサポートでは、順に「販路拡大や新規開拓の支援」「講演会やセミナーによる情報提供」「研修会を通した人材育成の支援」「公的な助成・補助制度の斡旋」「情報交換ができる場の提供」でした。また経営課題の1位として選択した課題に対して必要としているサポートとしては「販路拡大や新規開拓の支援」が最も多く、次いで「情報交換ができる場の提供」も必要とされています。他方、「講演会やセミナーによる情報提供」「研修会を通した人材育成の支援」は、経営課題の2位として選択された課題に対して多く必要とされています。 前回調査と共通する選択肢で比較して見ると、「講演会やセミナーによる情報提供」「企業の連携を創出するマッチングの場の提供」が減り、「人材確保のための合同就職面接会等の実施」「研修会を通じた人材育成」「公的な助成・補助制度の斡旋」「専門的人材の派遣や斡旋」が増加しています。 経営課題として3番目に多く挙げられた「粗利益率の向上」については、先進事例などの情報提供と市場の拡大への支援、「コスト削減・効率化」および「新事業、新製品(サービス)開発」については、有用な情報提供とともに実施のための助成・補助、また、経営課題として2番目に多く挙げられた「人材の確保」については、新卒などの新入社員と即戦力社員の両方を必要としています。 今回の会員ニーズ調査の結果から、販路拡大が最も重視されているものの、人材確保・人材育成関連の重要性が前回調査と比較して高くなっているといえます。ただ、現状で必要とされている人材は即戦力であると見られますが、同時に、若年者の雇用拡大あるいは人材育成への意欲もあり、将来を見越した課題解決を模索する動きも見られる結果となりました。 当会議所へは、課題に直結する直接的な支援が求められている一方、情報提供・情報交換ができる場の提供・課題解決策実施のための助成や補助といった間接的な支援も求められていることがわかりました。今後一層、会報誌・職員・ICTなど多様なチャネルを活用して事業の周知を図り、会員企業の「声」と「ニーズ」を反映した事業の展開を進めていきます。経営課題必要としている事業所が多いサポート「講演会やセミナーによる情報提供」「販路拡大や新規開拓の支援」「講演会やセミナーによる情報提供」「情報交換ができる場の提供」「公的な助成・補助制度の斡旋」「人材確保のための合同就職面接会等の実施」「専門人材の派遣や斡旋」「研修会を通した人材育成の支援」粗利益率の向上コスト削減・効率化人材の確保社員教育「講演会やセミナーによる情報提供」「情報交換ができる場の提供」「公的な助成・補助制度の斡旋」「研修会を通した人材育成の支援」「講演会やセミナーによる情報提供」「M&Aや事業売却に関する支援」新事業、新製品(サービス)開発後継者の育成事業の承継・引継ぎ(5)個別の経営課題に対して必要としているサポート経営課題に対して必要としているサポート2014年度会員ニーズ調査結果から特集5

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