所報7月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)業況DIは、改善続く。先行きは横ばい圏内で推移も、持ち直しに期待感▲19.0▲ 10.7▲ 36.4▲ 21.4▲ 22.7▲ 13.4▲ 15.1▲17.3▲13.6▲10.0▲ 23.8▲ 14.3▲ 27.3▲ 14.3▲16.7▲ 16.5▲ 11.7▲ 19.5▲ 16.1▲ 11.5全国の概況ブロック別概況・四国 5月の全産業合計の業況DIは、▲13.5と、前月から+1.8ポイントの改善。輸出増に伴う生産の伸びや好調なインバウンドによる下支え、株高・賃上げに伴う消費者のマインド好転に加え、一部で設備投資の動きが出始めるなど、中小企業の景況感は、受注・売上の回復を背景に持ち直しに向けた動きが進む。ただし、比較対象の前年同月は駆け込み需要の反動の影響から業況が一段と悪化した時期であることに留意が必要。また、業況DIの好転は、「悪化」から「不変」への変化が主因であり、依然としてコスト増や取引価格への転嫁遅れ、人手不足などが足かせとなる状況が続いている。 先行きについては、先行き見通しDIが▲14.3(今月比▲0.8ポイント)とほぼ横ばいを見込む。コスト増加分の価格転嫁遅れや人手不足、人件費の上昇などが、引き続き経営の足かせになるとの見方から、一部にもたつきが残る。他方で、大手企業の業績改善が進む中、受注増や設備投資の持ち直しへの期待感が伺えるほか、夏の賞与増を含む所得環境の好転から、個人消費の伸びを見込む声も聞かれている。 ■平成27年5月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べほぼ横ばい。産業別にみると、小売業、サービス業で悪化、その他の3業種で改善した。各業種から寄せられたコメントは以下のとおり。○「原材料高が続くものの、競合他社は販売価格を据え置いているため、値上げできる状況にない」(パン製造業)、「新製品の売れ行きが好調なため、能力増 強を目的に設備投資を計画中。生産能力は現在の1.6倍に向上する見込み」(家具製造業)、「気温の上昇とともに夏物衣料の受注が増加。他方、仕入価格上昇分の転嫁が遅れているため、今後は取引先との交渉を強化する予定」(衣料品卸売業)、「飲食店は、観光客などの利用が伸び、好調。小売店は一部の店舗で苦戦したものの、総じてみれば業況は上向きつつある」(商店街)○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ悪化する見込み。産業別にみると、建設業、製造業で改善、その他の3業種で悪化する見込み。コラム21

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