所報8月号
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“共生の為の協製”をスローガンに、地域全体が活性化できる製品づくりを心掛けます。当会議所会員創業記念表彰を受賞された会員のみなさんをご紹介します。代表者:児玉 宗廣所在地:松山市大街道2‐3‐6TEL:089‐943‐3411(有)コダマカメラフィルムカメラを求める人がいる限り、お店を続けていきたいと思います。(有)コダマカメラ100創業周年「写真」という文化をつないだ100年事業所概要メッセージ大正3年創業 コダマカメラの歴史を紐解くと、創業者である児玉善八が医者を志し、宇和島で西洋医学を学んだことに端を発する。その際に写真の技術を習得し、愛媛県各地のお祭りの写真を撮影して周ったところ、当時カメラが希少であったことから大繁盛となり、写真館を開業した。その後、写真館の片隅に材料部を設け、フィルムなどの販売を開始。この日をコダマカメラの創業とし、100周年を迎えた。 当時、カメラは高級品であり、明治後期に入ってきたドイツ製のカメラは家が購入できるほど高価だったという。それから戦後、高度成長期とカメラが庶民でも手に入る価格となり、広く一般に普及すると同時に店舗も最盛期を迎えた。現在、カメラもデジタル化が進んでいるが、写真を1つの文化として楽しむお客様がフィルムなどを求めて、県内各地から来店する。白黒のフィルムなど多種取り揃え、そうしたニーズに応えるとともに、写真の文化を次代につないでいる。事業所概要代表者:門田 一郎所在地:松山市堀江町甲1‐1TEL:089‐979‐2200創業周年明治27年創業競争の時代から共生(成)の時代へメッセージ 明治27年7月、門田峰次郎が、製缶加工業「門峰」として木屋町(旧鍛治屋町)で創業。3代目となる現社長の門田一郎氏が幼少の頃には、風呂釜、こんにゃく・とうふ釜などを製造していたとか。三浦工業(株)の創業時からの取引先であり、ボイラの製造に関しては、同社が試作品の製作を行うなど密接な関係にある。昭和58年には愛媛県で初のレーザー加工機を導入。早くから最先端の精度を目指し、製品の加工を行ってきた。同社では、21世紀は競争の時代ではなく〝共生(成)〞の時代であり、「共生の為の協製」というスローガンを掲げた。社員あっての会社という考えのもと、リーマンショックにより会社経営が厳しくなった時においても、一人もリストラを行わず、危機を乗り越えた。今後も、ものづくりの会社として、お客様の要望に応え、ニーズに合った上質な製品を提供していく。120(株)門田鉄工(株)門田鉄工創業者の児玉善八氏(前列中央)昭和30年頃 戦後の工場前にて会員トピックス19

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