所報3月号
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産学連携で地域経済をパワーアップ! 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、会員企業と大学の連携を推進しています。 愛媛大学社会連携推進機構の協力のもと、毎月、愛媛大学発のホットな情報を提供します。 ぜひ、ご一読ください!第40 回第40回 地(知)の拠点として地方創生の推進を No.12 大学と地方公共団体や企業等の協働による地域人材の養成を目的とした「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」。推進コーディネーターの赤間先生からお話を伺いました。~ 地域の未来創生に向けた“愛”ある愛媛の魅力発見プロジェクト(COC+) ~│プロフィールを 教えてください。│「COC+事業」とは・・・│今後の展開に ついて・・・ 身体を動かすことが好きで、昼休憩時は、中学・高校時代に部活動で取り組んだ卓球やバドミントンで汗を流す。座右の銘は「明日できることは今日しない」「take it easy」。何事にも肩の力を抜いて自然体で取り組むことを心掛けている。赤間 道夫 氏COC+推進コーディネーター 教授 出身は宮城県の仙台市です。高校卒業後、大学は経済学部に進学しました。大学時代に恩師と出会って経済学の面白さに目覚めたため、大学の教授を志して京都大学の大学院に進学しました。当時専門分野である経済学史の募集が少なかったため、愛媛大学の専任講師になったのは32歳の時でした。昨年12月からは、愛媛大学をはじめとする愛媛県内の6大学が協働し、地方公共団体や企業等との連携によって、地域が求める人材を養成することを目的とした「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」のコーディネーターを兼務しています。 愛媛大学では26年度から「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」として、地元企業の経営者が講師を担う「えひめ学」を全学部必修科目として開講しています。また、四国中央市の紙産業イノベーションセンターや愛南町の南予水産研究センターのほか,サテライト拠点を県内に10箇所置き、地域産業の特色に合わせた企業との共同研究やリカレント教育,地域産学連携活動を実施しています。「COC+事業」はこの「COC事業」を発展させたものであり、5年後の最終目的は卒業生の県内就職率を10%増加させることです。来年度からは現在行っている活動に加え、学生が地元企業を知る機会を増やすために、新たなキャリア形成授業を開講するほか、医学部以来の新学部となる「社会共創学部」を中心とした人材育成機能の強化を図ります。 私の役割は、愛媛大学の教授として培ってきた経験を活かし、地域に役立つ人材の育成を目指して大学の教育カリキュラムの改革をさらに進めることです。その中で、学生が今まで以上に地元企業に触れ合う機会を増やし、地元の良さを発見してもらうことが重要となります。そこで、インターンシップやキャリア教育などのプログラムの充実はもとより、私自身が地元企業を訪問し、愛媛県内の優良企業を掘り起こす必要があります。そのためには企業をはじめ、自治体や団体の方との協働が必要不可欠となりますので、ご協力をお願いします。コラム13

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