所報2月号
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フィリピン 海外経済視察報告 ~海外での新たなビジネスチャンスを求めて~経済特区庁での調印式(中央がプラザ長官)視察参加者-美須賀海運(株)マニラ支店にて渦潮電機(株)視察(株)タミヤ フィリピン工場視察 1月17日から21日までの5日間、当会議所の髙橋副会頭を団長として、フィリピンの海外経済視察を行ないました。フィリピンは、ここ5年間の平均成長率が約6%で、平均年齢は23歳と若く、今後もさらなる成長が見込まれています。今回の視察は、現地の最新ビジネス事情の理解を深めるとともに、今後の展望とビジネスチャンスを探ることを目的に実施しました。県内からは30企業・団体35名、また、愛媛県からも中村知事をはじめ31名が参加しました。フィリピン経済特区庁(PEZA)との覚書調印フィリピン日本人商工会議所及びフィリピン経済特区庁(PEZA)のブリーフィング 県内企業のフィリピン進出を支援するため、愛媛県とフィリピン経済特区庁(PEZA)との間で、特区内に進出した県内中小企業をバックアップする「愛媛・フィリピン企業支援プログラム」の実施や、フィリピン企業とのマッチング機会の創出等での協力に関する覚書を調印しました。 フィリピン日本人商工会議所の藤井副会頭から、フィリピンの社会構造や経済、進出している日系企業、外資誘致政策等について、また、フィリピン経済特区庁(PEZA)のエルマ グループマネージャーから、フィリピンの強みやPEZAにおける様々なインセンティブ等について説明がありました。ビジネスマッチング商談会I Nフィリピン企業視察(美須賀海運(株)マニラ支店・ 渦潮電機(株)・ (株)タミヤ フィリピン工場)マニラ日本人会・フィリピン日本人商工会議所との懇談会 県内のものづくり企業の海外展開を支援するため、フィリピン・マニラ周辺企業との商談会が開催されました。オープニングセレモニーでは、中村知事のトップセールスの後、県内企業5社による製品や技術についてのプレゼンテーションが行われました。また、商談会では、県内企業6社が現地企業43社と商談を行いました。 在フィリピン日本国大使館の伊従(いより)経済公使、マニラ日本人会の清水会長(日立アジアフィリピン支店長)、フィリピン日本人商工会議所の天野会頭(三菱商事マニラ支店長)をはじめ、約90名が交流を図りました。 フィリピンに進出している県内、県外企業の視察を行いました。県内企業として、船舶管理や船員の人材教育等に積極的に取組まれている美須賀海運(株)、EV三輪自動車(E‐Trikes)の開発やその販路開拓に取り組んでいる渦潮電機(株)、また、県外企業では、静岡市に本社があるプラモデル・ラジコンなどのホビー関連企業、(株)タミヤのフィリピン工場を訪問しました。工場やオフィスを見学するとともに、フィリピンへ進出した経緯や現地でのマネジメント、また、労務管理や今後の展開等について説明を受けました。会議所の動き8

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