所報7月号
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1.製粉方法の検討2.配合方法の検討《原料粉の開発》産学官連携による新商品開発産学官連携による新商品開発~ (有)内田パンが “低糖質パン”を発売 ~~ (有)内田パンが “低糖質パン”を発売 ~「県産はだか麦を活用した低糖質パンの共同研究」「県産はだか麦を活用した低糖質パンの共同研究」 当会議所では、地域産業の活性化を目的に、愛媛大学社会連携推進機構と連携して会員企業のニーズと大学の研究シーズのマッチングを行っています。 今回は、当会議所報の産学連携コラムを見て「糖質が気になる方にも“おいしい”と感じる低糖質パンを開発したい」という相談が持ち込まれたことをきっかけに、新製品等の開発に関する調査・研究を行うライフサポート研究部会を設置し、産学官連携による研究開発を行ってきた(有)内田パンの「低糖質パン」が発売されましたので紹介します。 原材料に消化されにくいでんぷんを配合することで糖質を通常のパンの25~35%抑制し、さらに食物繊維が豊富な愛媛県産のはだか麦を使用するなど、健康状態が気になる方でも食べやすいパン。 これまで以上に「変わらぬおいしさで、健康に気を遣う方も気兼ねなく食べられるパンづくり」を目指し、「糖質50%オフ」に向けて、原材料の配合などの検討を行うとともに、食べた際に血糖値の上昇を抑制する効果をさらに高めるための研究を継続します。 当会議所では、愛媛大学社会連携推進機構と連携し、「自社の強みを生かして、新たに商品を開発したい」、「大学の研究を活用して、機能性の根拠を調べたい」…などと考えている企業と大学のマッチングを行っています。ぜひ当会議所へご相談ください。【お問い合わせ】 当会議所 地域振興部 TEL : 089-941-4111○今後の展開について○今後の展開について○低糖質パンについて ○低糖質パンについて ○産学官連携事業について○産学官連携事業についてライフサポート研究部会※(公財)えひめ産業振興財団共同研究構成メンバー・(有)内田パン ・(株)マエダ ・愛媛県産業技術研究所 ・愛媛大学(農学部教授、社会連携推進機構)・(公財)えひめ産業振興財団  ・松山商工会議所(株)マエダ1.実用化レベルの製パン試験2.様々なバラエティの低糖質パン  の開発(有)内田パン1.「低糖質」素材の検討2.素材別の製パン性の検討3.パンの基本配合の決定産業技術研究所愛媛大学1.ラットの絶食時経口耐糖性試験2.ラットの耐糖性の経週変化《糖負荷試験》《実用化レベルの製パン試験》《低糖質パンの製法を確立》原材料提供製法提供原材料提供結果の報告結果の報告結果の報告サンプル提供試験結果の報告実機試験の報告会議所の動き12

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