所報8月号
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<女性の活躍推進コラム><女性の活躍推進コラム>女活が会社を変える!!女活が会社を変える!!第4回第4回■取材先株式会社愛媛CATV〒790-8509愛媛県松山市大手町1-11-4従業員…63名(女性24名)男女比 約3:1代表取締役 宮内 隆 氏□女性の活躍推進に 取組もうと思ったきっかけとは 以前から育児休業に関する制度を整備していましたが、時代の傾向もあり結婚や出産を機に退職する社員が多くいました。約10年前、出産後も働き続けたいという社員が育児休暇を初めて取得し、会社としても精一杯サポートしようと子育てと仕事が両立できる環境を整備することになりました。□どのような取組みを進められましたか 従業員からの声を形にしていきました。具体的には、フレックスタイムを導入するほか、短時間勤務の期間を中学校入学までに延長しました。また、制度利用者を社内育児アドバイザーに任命し、気軽に相談でき、社内制度を利用しやすい環境を整えました。□どのような効果がありましたか 現在、契約社員を含め20名が短時間勤務制度を利用しています。昨年初めて男性社員が育休制度を取得し、現在は別の男性社員が取得中です。女性だけではなく男性にとっても仕事と子育てを両立させることができ、働きやすい環境が整ってきました。このほか、地域も利用することができる認可の事業所内保育を今年の4月に設置しました。□今後の取組みについて 社員の平均年齢が若く、女性の管理職も多くはありません。現在、テレワーク(在宅勤務)の整備を進めており、さらに働きやすい環境を整備することで女性管理職の増加にもつながればと考えています。テレワークを導入することで、介護が必要になる社員に対しても不安や負担を軽減することができます。□女活に取組むためのアドバイス 意欲と能力のある社員を失わないためには、女性社員に限らず、全社員と会社がフェアな関係が必要です。□従業員の声(総務部) 藤原 真亜沙 さん 第一子出産の際は、会社の後押しがあったものの、復職後、仕事についていけるか不安で、先が見えないプレッシャーがあり半年で復職しました。現在は、自宅にいてもグループウェアで業務内容を把握することができ、第二子の出産時には安心して育休を取ることができました。事業所内保育も地域や社内にニーズがあったので提案し、会社の協力を得て設置しました。こうした会社の柔軟で迅速な対応が社員のモチベーションアップにつながり、仕事も子育ても充実しています。女性の活躍推進に取組む会員企業をご紹介します。第4回目は、株式会社愛媛CATV 森 知彦執行役員にお聞きしました。□まつやま大手町保育所 地域貢献と会社の子育て世代の活躍を進めるため平成29年4月に設置。利用定員は10名。保育所の従業員も当社の直接雇用として勤務。コラム22

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