所報9月号
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(株)西村商事 代表取締役企業と地域に求められるイノベーション社内改革とイノベーターの育成 今、企業や地域は、人口減少による市場の縮小や人手不足の問題など、これまでの経験にない新たな課題に直面しています。これらを解決していくには、新しい技術や考え方を取り入れて、イノベーションを起こしていくことが求められていますが、そのためには、従来の常識や価値観にとらわれないアイデアが必要です。しかし、アイデアといっても、簡単に生まれてはきません。新しい考え方や発想の転換には、外とのつながりやコミュニケーションが大切であり、豊かな想像力とアイデアを実現していく力が育まれるような、職場環イノベーションが生まれる環境づくりを第6回第6回イノベーションとの業企域地境づくりが求められているのではないでしょうか。さらに、こうした取り組みは、従業員が働きやすい職場環境にもつながり、人手不足に悩む企業にとっては、優秀な人材の確保につながることが期待できます。総務委員長 西村 裕子 私たちの会社は、「環境」をテーマに、豊かできれいな社会づくりを目指しています。また、街や施設の美観だけではなく、働く従業員の内面の充実を図る環境づくりも重視しています。内面の充実は、笑顔をつくり、生き生きとした人間関係へとつながり、前向きな仕事の取り組みにつながるといった、良いサイクルを生み出します。私自身の子育ての経験も踏まえて「両立支援制度」をつくり、働きやすい職場環境を整え、従業員の生活の充実を図るための改革に努めているところです。 新しいアイデアを実現していくには、試行錯誤を繰り返し、粘り強く取り組まなければなりません。さらに、定着するまでに時間を要し、周囲はそれを支え続ける環境が必要になります。あらためて、企業を取り巻く環境の変化に応じながら取り組みを進めていくことが大切であると感じています。 今後、よりよい職場環境から、多くのイノベーターを育て、地域に輩出することで、松山に貢献していきたいと思っています。コラム8

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