所報9月号
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とくに好調建 設製 造卸 売小 売サービス四 国全 国四 国全 国前年同月比先行き見通しきわめて不振不振好調まあまあ早期景気観測システム早期景気観測システム商工会議所LOBO調査※Dl=(増加・好転などの回答割合)-(減少・悪化などの回答割合)  業況・採算:(好転)-(悪化) 売上:(増加)-(減少)▲ 21.1▲ 33.3 23.1▲ 22.20.0▲ 13.3▲ 9.5▲ 11.9▲ 33.9▲ 11.7▲ 35.0▲ 30.07.7▲ 32.1▲ 14.8▲ 9.2▲ 14.0▲ 9.9▲ 29.0▲ 12.6全国の概況ブロック別概況・四国 7月の全産業合計の業況DIは、▲16.1と、前月から▲1.6ポイントの悪化。卸売業を中心に運送費の増加を価格転嫁できないとの声が多く寄せられたほか、人手不足の影響や消費者の節約志向、さらに、九州等での大雨の影響により、サービス業、小売業の業況感が悪化した。他方、電子部品、自動車関連の好調な生産や、建設・設備投資の堅調な動きに加え、インバウンドを含めた観光需要は底堅く推移している。中小企業の景況感は総じて持ち直しに向けた基調が続いているものの、足元で一服感がみられる。 先行きについては、先行き見通しDIが▲15.5(今月比+0.6ポイント)とほぼ横ばいを見込む。輸出や設備投資の堅調な推移、インバウンドを含めた夏の観光需要や飲食料品・日用品を中心とした夏物商品の消費の拡大に期待する声が聞かれる。他方、人手不足の影響拡大に加え、消費者の節約志向、運送費・原材料費の上昇分の価格転嫁など、先行きへの懸念材料を指摘する声も多く、中小企業の業況感は横ばい圏内で推移する見通し。 ■平成29年7月調査結果○全産業の業況DIは、前月と比べほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、卸売業で改善、サービス業でほぼ横ばい、その他の2業種で悪化した。各業種から寄せられたコメントは以下のとおり。○「お盆・夏休みの帰省客を見込んだ発注が前年より多く、売 上は堅調。夏休みシーズンに突入すれば、さらなる売上改善が見込める」(水産物卸売業)、「人手不足感が強く、求人募集を行っても、営業・店頭スタッフはおろか、事務職でさえ応募が無い」(電化製品小売業)、「造船関連の取引先からの発注量が非常に少なく、売上は悪化した。現時点では従業員の賃上げも見送らざるを得ない」(輸送用機械部品製造業)○業況の先行き見通しDIは、全産業では今月と比べ改善の見込み。産業別にみると、製造業で悪化、その他の4業種で改善の見込み。業況DIの改善は、足元で一服。先行きは懸念材料払拭できず、横ばい圏内コラム23

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